高畑充希さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「とと姉ちゃん」は4日から、第14週「常子、出版社を起こす」に入る。長い戦争が終わり、常子は混乱する東京で懐かしい人々との再会を果たし、3姉妹で新たな夢に向かって歩み始める……。
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「とと姉ちゃん」は、生活総合誌「暮しの手帖」創業者の大橋鎭子(しずこ)の軌跡をモチーフとしたドラマ。11歳で父を亡くしたことを境に家族の父代わりとなった小橋常子(高畑さん)が浜松から上京し、女性向けの雑誌を創刊。高度経済成長期を生きる女性に支持されていく……というストーリー。
第13週「常子、防空演習にいそしむ」は、戦況が悪化し、常子たちは、その日の暮らしに困るほどの物資不足に悩まされていた。物々交換で農作物をもらうため、美子(杉咲花さん)が滝子(大地真央さん)からもらったママゴト道具まで持ち出すことに。「甲東出版」も社長の谷(山口智充さん)らが徴兵され、貸本屋として常子が引き継ぐが、食糧調達もままならなくなり、小橋一家は限界に近づいていた……という展開だった。
第14週「常子、出版社を起こす」で、昭和21年2月、終戦から半年たった東京には、引き揚げ者らが食糧や職を求め、闇市はごった返していた。常子(高畑さん)は、貸本業をしながら甲東出版を守ってきたが、大学出の鞠子(相楽樹さん)も職はなく、君子(木村多江さん)と美子(杉咲花さん)は着物の仕立てで細々と生計を立てていた。叔父の鉄郎(向井理さん)に「貸本業みたいなもうけの少ない商売はやめろ」と厳しい言葉をかけられ、常子は悩む。そこに谷(山口智充さん)や五反田(及川光博さん)が復員し、本格的に雑誌作りが再始動する。そして常子は、女学校時代の親友・綾(阿部純子さん)と再会。裕福だった綾も夫が戦死し、実母と息子と3人でその日暮らしになっていたが、学生時代に夢中で呼んだ平塚らいてうの「青鞜」を心のよりどころにしているという。それを聞いた常子は「女の人の役に立つ雑誌を作りたい」と決意。妹たちと新たな夢に向かって歩み始める……というストーリー。
第14週の見どころは、阿部純子さん演じる親友・綾との運命の再会。お嬢様だった綾が、女手一つで家族を支え、たくましくなって帰ってくる。常子の夢、雑誌作りのスタートも見逃せない。
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