芳根京子:チーフプロデューサーが語るヒロインの変化 新キャストの起用理由も

NHK連続テレビ小説「べっぴんさん」の会見に出席し笑顔でガッツポーズをする芳根京子さん
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NHK連続テレビ小説「べっぴんさん」の会見に出席し笑顔でガッツポーズをする芳根京子さん

 芳根京子さんが主演する今年10月スタートのNHK連続テレビ小説「べっぴんさん」の会見が16日、NHK大阪放送局(大阪市中央区)で行われた。会見では、スタジオ収録をスタートさせた芳根さんは「現場に来ることが楽しみで仕方ない」と前向きに語った。同局の三鬼一希チーフプロデューサー(CP)は、撮影前と今の芳根さんの変化を聞かれ、「いろんな緊張感、心配はあったと思うが、ほかの演者の方も含め、今のところ和やか。そういう雰囲気はご本人にとってもいい刺激になっているのかなと思う。変わったといえば変わった」と明かした。

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 また三鬼CPは、芳根さんに対して、「やる前は何が始まるんだろうという不安はあったと思うが、2週間ほどたって、この現場はこう、となんとなく分かってきていると思う」と撮影の順調ぶりを語った。

 会見には芳根さん、ヒロインの父役の生瀬勝久さん、姉役の蓮佛美沙子さん、祖母役の中村玉緒さんも出席したほか、新たに生瀬さん演じる坂東五十八の兄・長太郎役の本田博太郎さん、長太郎の妻・節子役の山村紅葉さん、長太郎の息子の妻・静子役の三倉茉奈さんら新たに発表されたキャストが出席。三鬼CPは、朝ドラは初出演の山村さんを起用した理由について、「サスペンス(ドラマ)によく出ているが、それだけではない何かを表現していただけるのではと思った」と説明。「普段の紅葉さんとは少し違う、サスペンスだけではない広さや奥深さを見ていただけたら」と自信を見せた。

 また、ヒロインの芳根さん演じるすみれを“イビる”役を演じる三倉さんについては「茉奈ちゃんからすると、(以前朝ドラ「だんだん」(08年後期)で演じたヒロイン役とは)違う感じの役。大人の役者として演じてもらうことができないかなと思った」と起用理由を説明した。

 「べっぴんさん」は、95作目の朝ドラで、神戸市に本社を置く子供服のメーカー「ファミリア」の創業者の一人、坂野惇子さんをモデルにしたヒロイン・すみれの物語。戦後の焼け跡の中、娘や女性のために、子供服作りにまい進するヒロインと家族の姿が描かれる。脚本はテレビドラマ「名前をなくした女神」「ファーストクラス」(ともにフジテレビ系)などを手がけ、フリーアナウンサーの羽鳥慎一さんの妻としても知られている脚本家の渡辺千穂さんが担当する。放送は、10月3日から17年4月1日まで、全151回を予定。

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