菅野美穂さんが、今年10月にスタートする芳根京子さん主演のNHK連続テレビ小説「べっぴんさん」に出演することになり、16日、NHK大阪放送局(大阪市中央区)で開かれた会見に登場。放送中のNHK大河ドラマ「真田丸」で夫の堺雅人さんが出演していることから、記者から「真田丸からコメントはあったか」と質問が飛ぶと、司会者が「何かほかの質問に……」とさえぎったものの、菅野さんは「それでは、『真田丸』にかけて……黙れ、こわっぱ!」と「真田丸」の名ぜりふで記者を“一喝”し、笑いを誘った。
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菅野さんと堺さんは、2013年4月に結婚。15年8月に第1子男児の誕生を発表した。菅野さんは今作でヒロイン・すみれの母役を演じ、ドラマの語りを担当する。菅野さんは「徐々に復帰させていただいています」といい、「子供が息子なので、娘がいる役ですごくうれしい。芳根さんに会って柔らかさとほんわかした感じがあって、軽やかに撮影期間を乗り越えていけるんじゃないかなと思っています」と笑顔を見せた。
番組の三鬼一希チーフプロデューサーは、菅野さんにヒロインのオーディションと同時期ぐらいの「早い段階からオファーしていた」といい、「役で母性を表現してほしい」と期待している。
この日は、菅野さんのほか、ヒロイン・すみれの父を生瀬勝久さん、すみれの姉を蓮佛美沙子さん、すみれの幼なじみを高良健吾さんが演じ、お笑いトリオ「ネプチューン」の名倉潤さん、谷村美月さん、アイドルグループ「ももいろクローバーZ」の百田夏菜子さん、土村芳さん、市村正親さん、中村玉緒さんが出演することが発表された。
「べっぴんさん」は、95作目の朝ドラ。神戸市に本社を置く子供服のメーカー「ファミリア」の創業者の一人、坂野惇子さんをモデルにしたヒロイン・すみれの物語。戦後の焼け跡の中、娘や女性のために、子供服作りにまい進するヒロインと家族の姿が描かれる。
脚本はテレビドラマ「名前をなくした女神」「ファーストクラス」(ともにフジテレビ系)などを手がけ、フリーアナウンサーの羽鳥慎一さんの妻としても知られている脚本家の渡辺千穂さんが担当する。放送は、10月3日から17年4月1日まで、全151回を予定。
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