ニコニコ超会議2016:NHKが初出展 “ネット世代”に「真田丸」アピール

NHKが「ニコニコ超会議2016」に出展した「超・真田丸」ブース
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NHKが「ニコニコ超会議2016」に出展した「超・真田丸」ブース

 NHKが29日、幕張メッセ(千葉市美浜区)で開幕したインターネット動画配信サイト「ニコニコ動画」(ニコ動)の大規模イベント「ニコニコ超会議2016」に、NHK大河ドラマ「真田丸」のブース「超・真田丸」を出展した。NHKが同イベントに出展するのは初めて、真田昌幸役の草刈正雄さん(29日)や石田三成役の山本耕史さん(30日)ら出演者のトークショーを行うほか、戦国武将の甲冑(かっちゅう)なども展示。NHKは、同人誌即売会「コミックマーケット(コミケ)」に出展したことも話題になっており、担当者は今回の出展の狙いを「コミケに続き、若い人が集まる場所ということで出展した。若い人にNHKを見てもらうために、待っているだけではいけない。『真田丸』はネットでも盛り上がっていることもあり、イベントと親和性が高いと考えている」と話している。

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 関係者はブースについて「体感できるブースを目指した」と説明。ブースでは、草刈さんや山本さんのほか、29日には、後藤又兵衛役の哀川翔さん、小山田茂誠役の高木渉さん、30日には、豊臣秀頼役の中川大志さん、福島正則役の深水元基さんのトークショーも開催。「真田丸」の題字を担当する左官の挾土秀平(はさど・しゅうへい)さんが巨大土壁に題字を描くほか、ドラマの殺陣の指導を行っている中川邦史朗さんのパフォーマンスも行われる。さらに、殺陣や左官を体験できるほか、戦国時代に関するクイズに挑戦できる「超・軍議」スペースも用意されている。

 コミケでは、同人誌風の“薄い本”を配布したことも話題になったが、「ニコニコ超会議2016」では「真田丸」のポストカードを配布しているものの、イベントのために制作した配布物は用意していない。関係者は「コミケには薄い本という文化があるので、小冊子を制作した。ニコニコ超会議のブースは“体感”をコンセプトにしているため、用意しなかった」と話している。

 「真田丸」は、堺雅人さんが真田幸村の名でも知られている戦国時代の人気武将・真田信繁を演じ、戦国時代に信州の小さな領主の下に生まれた信繁が、家族とともに知恵と勇気と努力で乱世を生き抜く姿が描かれている。放送はNHK総合で毎週日曜午後8時ほか。

 「ニコニコ超会議」はニコ動の大規模イベントで、“ニコニコのすべて(だいたい)を地上に再現する”をコンセプトに、音楽やアニメ、ゲーム、政治、スポーツなどさまざまなジャンルを網羅。催しは動画で中継される。12年に第1回が開催され、前回の「超会議2015」は2日間で約15万1000人が来場した。30日まで。 

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