米俳優トム・クルーズさん主演の人気アクション映画「ミッション:インポッシブル」シリーズの最新作「ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング」(5月23日公開)の特別映像が4月23日、公開された。クルーズさんが“潜水スタント”に挑む、極限の撮影現場を捉えた映像となっている。
「ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル」では地球上で最も高いビルであるブルジュ・ハリファに登り、前作「ミッション:インポッシブル/デッドレコニング」では、バイクに乗りながら断崖絶壁からダイブするなど、これまで何度も命懸けの危険なスタントに挑戦してきたクルーズさん。常人では想像しただけでも足がすくむようなスタントに挑む際でも笑みを絶やさず、あくまで撮影を楽しみながら臨んでいたというが、今回の撮影ばかりは笑顔を封印。かつてないほど強張った面持ちをみせるクルーズさんの表情からは、本スタントがいかに危険で本作にとって重要なシーケンスであるかがうかがえる。
撮影現場では「何かあればすぐ知らせて。ケガ人が出るくらいなら、撮影全体を止める」という注意喚起が行われるほど、極限の緊張感が漂っていたという。クルーズさんが本映像で身に着けている特別設計のマスクとウエットスーツは、長時間使用してしまうと低酸素症を引き起こしてしまうため10分間しか着用ができないという制約がつけられ、危険と隣り合わせのスタント撮影を安全に実行するための代物。撮影当時のことをクルーズさんは「自分の二酸化炭素を吸い込んでいた。それが体内に蓄積されて筋肉に影響を与えるから、それを克服しながら演技に集中する必要があったんだ」、クリストファー・マッカリー監督も「とても困難で恐ろしく、本当に肉体的にきつかった」(参照:米Empire誌)と、振り返っている。