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広瀬すず:TBSで2年ぶり2度目の主演 2025年1月期「クジャクのダンス、誰が見た?」で本格サスペンスドラマ初主演 松山ケンイチと共演

金曜ドラマ「クジャクのダンス、誰が見た?」に出演する広瀬すずさん(右)と松山ケンイチさん (C)TBSスパークル/TBS

 俳優の広瀬すずさんが、2025年1月スタートのTBS系“金曜ドラマ”枠(金曜午後10時)の連続ドラマ「クジャクのダンス、誰が見た?」で主演することが11月4日、明らかになった。広瀬さんが同局のドラマでの主演するのは2023年放送の火曜ドラマ「夕暮れに、手をつなぐ」以来2年ぶり2度目で、本格サスペンスドラマで主演を務めるのは、キャリア12年目にして初めてとなる。

 原作は、浅見理都さんが月刊誌「Kiss」(講談社)で連載中の同名マンガで、「このマンガがすごい!2024」(宝島社)のオンナ編4位にランクインしている。浅見さんは今作が「イチケイのカラス」以来2作目のマンガ連載で、2作目のドラマ化作品となる。

 クリスマスイブの夜に元警察官の父親を殺された娘が、遺された手紙を手がかりに真相に迫るヒューマンクライムサスペンス。父が遺した手紙には“冤罪”の文字が書かれており、事件の真相に迫るとき、現在と過去の二つの事件が複雑に交錯する。タイトルの「クジャクのダンス、誰が見た?」はインド哲学の一節で、今作においては“たとえ誰も見ていなかったとしても、犯した罪から逃げることはできない”という意味を持つ。脚本は、日曜劇場「半沢直樹」(2020年)やNetflix「サンクチュアリ -聖域-」(2023年)などの注目作を数多く手掛ける金沢知樹さんが担当する、

 広瀬さんが演じる主人公・山下心麦(やました・こむぎ)は、早くに母を亡くして以来、元警察官の父と2人きりで慎ましく生きてきた大学生。どんな時も自分を信じてくれた心優しい父と、2人で屋台のラーメンを食べることにささやかな幸せを感じている純真な性格の心麦に父との突然の別れが訪れる。犯人として早々に逮捕された人物は、父が22年前に一家惨殺事件の犯人として逮捕した人物の一人息子だった。父が心麦に遺した手紙に記されていたのは、犯人に関する予想だにしない言葉だった。愛する父はなぜ殺されてしまったのか。徐々に明かされていく事実に苦悩しながら、それでもなお、父を信じて突き進んでいく心麦が、最後にたどり着く衝撃の真実とは……と展開する。

 心麦とバディーを組み、事件の真相を追う弁護士の松風義輝(まつかぜ・よしてる)役は松山ケンイチさんが演じる。松山さんの同局のドラマへの出演は、2023年の金曜ドラマ「100万回 言えばよかった」以来2年ぶりとなる。「真っ当」に生きることを心がけ、刑事事件の弁護人として日々真摯(しんし)に事件と向き合っている松風は、理屈っぽく余計な一言が多いクセ者だが、見て見ぬ振りができない世話焼きな一面もある。そんな松風のもとへ「遺された手紙に松風の名前があった」という理由で依頼にやってくる心麦。松風は、面識も接点もない心麦の父がなぜ自分の名前を手紙に記したのかと不審に思いながらも、父を信じる心麦を見て、協力することを決意する。2人の本格的な共演は初めてとなる。

 広瀬さん、松山さんらのコメントは以下の通り。

 ◇主演・広瀬すずさん(山下心麦役)のコメント

 私が演じる主人公の心麦ちゃんは、ほっこりとした温かさのある女の子ですが、その一方で孤独な面もあり、味方になってあげたくなる子でした。彼女の強い意志と、希望、そして迷いを丁寧に大切に演じられたらなと思います。原作も楽しく読ませていただきました。ストーリーはまだ完結していないですし、台本を読んでいても、犯人誰?と、気になるばかりです。早く次の台本をください! という感じです。知るまで撮影現場ではきっと、共演の方々を観察し、疑い深い目で見てしまうかもしれません(笑)。また、タイトルの「クジャクのダンス、誰が見た?」、その言葉の意味の奥底を突きながら、演じるゾクゾク感を楽しみたいし、視聴者の皆様も楽しんでいただけたらと思います。今回の登場人物は男性のキャストさんが多く、その中にポツンと大学生の女の子がいるという、それもすごく面白い絵図で、強く、たくましく心麦ちゃんとして生きようと思います。

 ◇松山ケンイチさん(松風義輝役)のコメント

 僕の演じる弁護士の松風は、独特のこだわりがあったり、人と関わるのが得意なわけではなかったりと、いろいろな面があります。それが、広瀬すずさん演じる主人公や、これから発表される他の登場人物との接し方で、自分でも想像できないような表情が出てくるキャラクターだと思っています。松風というキャラクターをどう演じ分け、どういった表情を出していこうかと考えています。

 広瀬さんとは本格的な共演は初めてで、一緒にどういうふうに会話のキャッチボールを変化させていけるのか、すごく楽しみです。

 原作や台本を読むと、毎話さまざまな発見や驚きがあります。登場人物にはそれぞれに抱えているものがあります。事件への関連の有無を含め、犯人が誰なのか最初からずっと気になってしまいます。ストーリーがどんどんつながっていく展開なので、視聴者のみなさんにはぜひ最初から最後まで楽しんでいただきたいです。

 ◇原作・浅見理都さんのコメント

 このマンガは担当編集をはじめ、いろいろな方の力をお借りしながらここまでくることができました。

 ドラマの制作のプロの方たちが関わってくださることで、さらに面白い作品になると信じています。

 心麦や松風が3次元の世界でどう物語を紡いでくれるのか、私も皆さんと一緒に観客の一人として楽しんで見守っていきたいと思います。

 ◇プロデュース・中島啓介さんのコメント

 「誰が、父親を殺したのか?」

 このドラマは、父親を殺されてしまった娘とその仲間が、真実をたどるサスペンスであり、ヒューマンドラマであり、「最愛の家族」についての物語です。

 家族でさえものぞくことができない、人の心の奥に宿るものは、果たして希望なのか災厄なのか。

 信じる気持ち一つを握り締め、逆境に立ち向かう主人公のたくましい姿に、思わず胸が熱くなり、思わず胸が締めつけられるようなこの物語を、ぜひ最後まで、見守り、お楽しみいただけたらと思います。

 キャスト・スタッフ一同、一生懸命頑張ります。よろしくお願いします。

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