ポツンと一軒家:3時間SP 神奈川県で山地酪農に情熱を注ぐ35歳の妻 31歳の夫は家事をしながらサポート 都会の子どもたちに稲作体験も

3月30日放送の「ポツンと一軒家」の一場面(C)ABCテレビ
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3月30日放送の「ポツンと一軒家」の一場面(C)ABCテレビ

 衛星写真を手掛かりに人里離れた一軒家を捜すバラエティー番組「ポツンと一軒家」(ABCテレビ・テレビ朝日系、毎週日曜)。3月30日は3時間スペシャルとして午後6時4分から放送し、捜索隊は熊本県と番組初登場となる神奈川県を訪れる。

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 熊本県では、捜索隊は深い山の中にある一軒家を目指す。三⾓形に切り開かれた敷地があり、ほぼ直⾓に曲がる⼤きなカーブの道が印象的だ。捜索隊が最寄りの集落で住民に衛星写真を確認してもらうと、90歳近くの⼥性が少し前まで一人暮らしをしていた、という情報を得た。地元に詳しい男性(68)に案内してもらい一軒家を⽬指すが、⼥性はすでに⼭を下りており、空き家となっていた。捜索はここで終了となり、捜索隊は帰路に着く。

 その途中で、先ほど案内してくれた男性が「まったく別の⼭ですが、ポツンと⼀軒家があるのをふと思い出したんです」と語り出す。「⼀⼈暮らしをされていることは間違いない」という男性の⾔葉を信じて、捜索を再開する。

 神奈川県では、捜索隊はグレーの屋根が目印の建物を目指して山道を進む。最寄りの集落で住⺠に尋ねると「⼭のこのあたりには牧場があるんです」と即答。そこへ茅葺屋根の家に住む男性(74)がやってきて、「ご夫婦で牧場経営をしていますよ」と教えてくれると、そのまま牧場を経営する⼥性に電話をかけてくれた。

 牧場経営の女性(35)は、この集落に自宅と加⼯場があり、捜索隊は女性に会い、一緒に山頂にある牧場へ向かった。そこはかつて県営の乳⽜育成牧場だった地。2016年に閉鎖となった後、岩手県で⼭地酪農の仕事をしていた⼥性が移住。2018年から夫婦で⼭地酪農を始めたのだという。山地酪農とは、広大な放牧地に⽜たちを自由に放ち、ストレスのない環境で育った乳⽜で酪農を⾏うことだ。

 ⼥性は「野⼭とともに育てていく」という思いを込めて、乳⽜たちに愛情を注いでいる。そんな⼥性の思いに共感した夫(31)は、家事をしながら酪農をサポート。地域の⽥んぼで⽶作りをしており、地域の⼦どもたちや都会からきた⼈々などに稲作体験なども⾏っているという。捜索隊は、稲作で出た稲わらの⼲し草を⽜の飼料にするなど、環境にも乳⽜にも配慮しながら経営する⼭地酪農の作業⼯程にも密着する。

 ゲストは俳優の桐谷健太さん、長濱ねるさん。

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