アイドルグループ「櫻坂46」の小池美波さんの卒業セレモニーが3月20日、幕張メッセイベントホール(千葉市美浜区)で開催された。グループ最後の1期生となった小池さんが、前身グループ「欅坂46」から数えて約10年間のアイドル活動にピリオドを打った。
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欅坂46で約5年、櫻坂46で約5年と、二つのグループで同じ期間を過ごした小池さん。スピーチでは、欅坂46時代について「自分がグループのためにできることをひたすら探していたけど、少しずつ楽曲を自分の中に落とし込めるようになったタイミングで改名する運びになってしまいました。その時は、自分にもっと力があればと感じたり、私たちには背負えなかったんだと、ただただ悔しかったことを覚えています」と振り返った。
櫻坂46に改名当時の心境については「欅坂46と比較されてしまうことも多く、(欅坂46)当時の楽曲を求められることも多く、なかなか櫻坂46ひとつで戦えない時間が続き、荊(いばら)の道とはまさしくこのことだなと痛感する日々でした」と回顧。それでも「どんな瞬間でも一番自分に素直でいられて、心から大好きだと感じた場所はライブのステージ」だったと告げ、Buddies(櫻坂46ファンの愛称)に向け「皆さんと気持ちを共有できる場所で、そのたびにいろんな感情に出会うことができた」と伝えた。
その後は、後輩の3期生に「櫻坂46を好きになってくれて、加入してきてくれて本当にありがとう。私はみんなが入ってきてくれたことをきっかけに、櫻坂46らしさというものを知ることができました。ちゃんと伝えたことなかったけど、みんなのこと、すごくすごく大好きだよ」とメッセージ。
2期生には「加入したての頃、いきなり大きなプレッシャーを背負うことになって、本当に苦しかったよね。私は本当に2期生がずっと大好きで、ほぼ同期のように接していました。1期生みんなが卒業しても、ひとりになった感覚があまりなかったのは2期生の存在が大きかったから」と感謝した。
そして「櫻坂46はいい意味で頂点のないグループだなと感じています。メンバーみんなには自分を抑えずに、好きなようにこれからも活動してほしいです。Buddiesの皆さんには櫻坂46の今を、これからも見届けていただきたいと思います。これからの櫻坂46もよろしくお願いいたします」とスピーチを終えた。
最後には「10年間という、数字ではすごく長いんですけど、長いようで一瞬の10年で。その中で皆さんに救われたことがいっぱいあって、たくさん支えていただいて本当に感謝しています」とあいさつ。メンバーひとりひとりから一輪の花とねぎらいのメッセージが送られる中、Buddiesに「これからもずっと幸せでいてくださいね」と伝え、ステージを後にした。