御上先生:涙の“富永”蒔田彩珠に視聴者もらい泣き 「すばらしかった」(ネタバレあり)

「御上先生」第9話の一場面(C)TBS
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「御上先生」第9話の一場面(C)TBS

 松坂桃李さん主演の日曜劇場「御上先生」(TBS系、日曜午後9時)の第9話が3月16日に放送された。3年2組の生徒・富永(蒔田彩珠さん)の家族にまつわる事実が明らかになり、SNSで話題になった。

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 ◇以下、ネタバレがあります

 「話したいなら聞くし、話したくないなら話さなくていい。待った方がよければ待つ」と御上(松坂さん)が伝えると「どうせ分かってるんでしょ、オカミ」と富永。御上は「富永さんの弟さんに障がいがあるのは分かっていた。脊髄(せきずい)に先天性の疾患があって歩くことができない。軽度だけど知的障がいもあって、親御さんがそちらにかかりきりだというのも聞いた」と話した。

 さらに「気になっていたのは、富永さんがそんな家の事情にも関わらず、ゲームセンターで時間をつぶしていたことだ。なのに、ポジティブな富永さんを見て勝手にその可能性をないものにしていたんだ」と続けた。これに富永は「弟は私がいると不安定になるんです。弟には夜8時になると自分の部屋に入るマイルールがあって。だから、それをすぎてから帰るようにしていました」と明かした。

 富永は、弟が自分のことを嫌いになった日のことを覚えていた。「(親戚が)『お姉ちゃんは東大行くんでしょ? (弟の)リュウちゃんに半分分けてくれればよかったのにね』って。私、ふざけんなって怒鳴って。でもそれきり、リュウちゃんは私の知っているリュウちゃんじゃなくなっちゃった」と涙をこぼした。

 この日、富永は学校で母親から、弟が暴れていて抑えきれない、という連絡を受けた。「急いで帰ったらほんとに暴れてて。思わず言っちゃったの、いい加減にしなさいって。血まみれになってるリュウちゃんの手のひらを見たら、私にできることはここにいないことしかないのかもって、思っちゃったんだよ……」と胸の内を全部さらした。

 話を聞いた御上は「そっか。よく電話してくれたね。嬉しかったよ。バカだろ? 生徒に頼ってもらうのってさ、こんなにうれしいもんなんだな」と富永を包んだ。

 SNSでは「蒔田さんの演技、すばらしかった。あの涙は自分が苦しいだけじゃなくて弟のことを想って流れたものだった」「いつも明るい富永ちゃんなだけに尚更胸が苦しくなった。けどヘルプ出せる仲間がいて本当に良かった」「富永さんにも御上先生にも涙が止まりません」といったコメントが並んだ。

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