薬屋のひとりごと:“壬氏”大塚剛央 「選択の廟」に鳥肌 今後は「あれが伏線だったの?」

「薬屋のひとりごと」と神田祭のコラボ発表会見に登場した大塚剛央さん
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「薬屋のひとりごと」と神田祭のコラボ発表会見に登場した大塚剛央さん

 小説投稿サイト「小説家になろう」から生まれた日向夏さんのライトノベルが原作のテレビアニメ「薬屋のひとりごと」と令和七年神田祭のコラボ発表会見が3月17日、神田明神(東京都千代田区)で開かれ、壬氏役の声優の大塚剛央さんが登場した。大塚さんは、テレビアニメ第2期で特に印象的だったエピソードとすて第31話「選択の廟」を上げ「アニメで見て、音楽やお芝居、皆さんの力が結集して、劇場版みたいなクオリティーだな!と鳥肌が立ちました。豪華な方々が出演していて、刺激を受けています」と話した。

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 大塚さんは「薬屋のひとりごと」の魅力を「毎回、引きが絶妙で、どうなるの?となります。まだ明らかになっていないこともたくさんあって、伏線がさりげなく張り巡らされています。油断していたら見逃してしまい、見返したくなるような仕掛けがたくさんあります」とコメント。

 自身が演じる壬氏は謎も多いキャラクターで「まだ語りきられていない部分がたくさんあります。今後の見どころになりますし、それを踏まえての猫猫との関係性が見どころになります」と話し、今後の放送に向けて「まだ回収されていない伏線、あれが伏線だったの?というところも出てくるので、一カット一カットを楽しんでいただきたいです」と呼びかけた。

 会見では同作と令和七年神田祭がコラボすることが発表された。2年に一度、5月中旬に開催される神田明神で開催される日本の三大祭の一つで、江戸時代から続く。約200のみこしが千代田区内を練り歩く祭りのハイライトである神幸祭が5月10日、みこし宮入が5月11日に開催される。

 巫女衣装に身を包んだ猫猫、小蘭、子翠、神田祭を楽しむ壬氏、高順が神田明神の境内に集合した描き下ろしビジュアルも公開された。同ビジュアルのポスターが108町会の氏子に配られ、神田、日本橋、秋葉原などに掲出される。アクリルスタンド、御朱印帳などのコラボグッズも販売される。

 原作ライトノベルのイラスト展「しのとうこ特別展 神田祭×薬屋のひとりごと」が3月22日~6月1日に開催される。高精細デジタルカラーのイラストが、神田明神に収蔵されている神田祭に関する絵巻や浮世絵などの貴重な資料、熊坂長範の山車人形などと共に展示される。

 「薬屋のひとりごと」は、ライトノベルがヒーロー文庫(イマジカインフォス)から刊行されており、コミカライズも人気を集めている。原作のシリーズ累計発行部数は4000万部以上。舞台は、とある大陸の華やかな後宮で、毒見役の少女・猫猫が、美形の宦官・壬氏と共に陰謀やウワサのひしめく後宮で起きる事件に巻き込まれていくことになる。テレビアニメ第1期が日本テレビ系で2023年10月~2024年3月に放送された。第2期が日本テレビのアニメ枠「FRIDAY ANIME NIGHT(フラアニ)」で放送中。

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