安彦良和:77歳“巨匠”の新連載「銀色の路ー半田銀山異聞ー」 「ヤンジャン」初登場 五代友厚が銀山復興

安彦良和さんの新連載「銀色の路ー半田銀山異聞ー」(c)安彦良和/集英社
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安彦良和さんの新連載「銀色の路ー半田銀山異聞ー」(c)安彦良和/集英社

 アニメ「機動戦士ガンダム」のキャラクターデザインを担当したことで知られ、マンガ家などとして活躍する安彦良和さんの新連載「銀色の路ー半田銀山異聞ー」が、3月6日発売のマンガ誌「ヤングジャンプ」(集英社)14号でスタートした。77歳の“巨匠”安彦さんが、同誌を含む集英社のマンガ誌でマンガを連載するのは初めてで、短期集中の隔週連載となる。福島を舞台に、明治の大商人・五代友厚が、銀山復興への路(みち)を開く。

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 安彦さんは、2018年9月~2024年5月に「アフタヌーン」(講談社)で連載された「乾と巽 -ザバイカル戦記-」の連載開始時、“最後の新連載”となると発表され、話題になったが、“最後”にはならず、短期集中ではあるが新連載が始まることになった。

 新連載は、1874年(明治7年)5月、福島県の名家の当主であり、半田銀山請負人の早田伝之助が銀山の経営難に苦悩する中、苦肉の策として、薩摩出身の商人・五代友厚に経営を引き継ぐ決断をする……というストーリー。身内の百合子をはじめ大きな反発を受け、波乱の気配を残したまま、五代が福島の地に降り立つことになる。マンガアプリ「ヤンジャン!」でも読むことができる。

 安彦さんは1947年、北海道遠軽町に開拓民3世として生まれる。1966年、弘前大学に入学。学生運動に参加したことから除籍となり上京し、「機動戦士ガンダム」でキャラクターデザインとアニメーションディレクターを担当。「クラッシャージョウ」で劇場版アニメの監督を務め、自身が原作のテレビアニメ「巨神ゴーグ」なども生み出す。後にマンガ家に転身し「アリオン」「ヴイナス戦記」「クルドの星」「ナムジ」「機動戦士ガンダムTHE ORIGIN」などを発表してきた。

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