ポツンと一軒家:まるでドラマのような人生 104歳で他界した父と82歳息子の“感動ストーリー” 五右衛門風呂の思い出も 岡山県

3月2日放送の「ポツンと一軒家」の一場面(C)ABCテレビ
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3月2日放送の「ポツンと一軒家」の一場面(C)ABCテレビ

 衛星写真を手掛かりに人里離れた一軒家を捜すバラエティー番組「ポツンと一軒家」(ABCテレビ・テレビ朝日系、日曜午後7時58分)。3月2日の放送では、父が戦後に切り開き、石垣を築いて建てた家を守り続ける岡山県の息子に密着する。

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 ゲストは歌手の荻野目洋子さんと俳優の杉本哲太さん。荻野目さんは「私自身、野山を駆け巡っていた派だったので、自然の中にいる方が落ち着くタイプなんです」と語ると、MCの所ジョージさんは「都会派のイメージがあるから意外ですね」と驚く。一方、杉本さんは「こう見えてシティーボーイなので……」と苦笑する。

 捜索隊が手にした衛星写真には、一軒家へ続く道が確認できないほど深い山奥が写し出されている。途中の集落で住民の男性に確認してもらうと、一軒家に住んでいた人は既に他界しており、いまは息子が管理しているという。一軒家までの山道は狭く険しいということで、男性が途中まで捜索隊を道案内する。

 集落を後にして山へ向かうトンネルを越えると、男性が先導する軽トラックでさえギリギリ通れるような細い山道が続く。さらに道が細くなったところで、軽トラックが停車。男性は「ここから1キロほど進んだ先です」と語り、一軒家まで徒歩で案内を続ける。捜索隊は「上り坂がきつくて、息が上がります」とつらそうに登山。山道を登り切ったところに石垣の上に建つ一軒家が見えた。

 一軒家を所有、管理する男性(82)に連絡を取り、捜索隊は後日、一軒家を再訪。男性は「とうとう(番組に)⾒つかりましたか(笑)」と笑顔で出迎えてくれた。数年前に104歳で亡くなった父が一人で山を切り開き、石垣を築き上げて建てたという一軒家。男性は片道2時間の道のりを、毎週のように通い続けているという。予告映像では五右衛門風呂も登場し、当時の思い出も語られる。

 実は、男性は1歳の時に実父を亡くし、養子としてこの地へと来た。中学を卒業した後に、養子であることを聞かされたという。そして、養子として迎えてくれた両親が、愛情を注いで育ててくれたことが男性から語られる。まるでドラマのような人生エピソードの数々に、スタジオは静かな感動に包まれていく……。

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