119エマージェンシーコール
#05 何度裏切られても、その声を信じる
2月17日(月)放送分
競技かるたをテーマにした末次由紀さんの人気マンガ「ちはやふる」の新作ドラマが、7月期に日本テレビ系で連続ドラマとして放送されることが2月14日、明らかになった。2016年に「-上の句-」「-下の句-」、2018年に「-結び-」として映画化した3部作から10年後の世界を描くオリジナルストーリーとなる。タイトルは「ちはやふる-めぐり-」で、映画からキャストを一新、令和の高校生たちが競技かるたに挑む新たな物語が展開する。
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「ちはやふる」は、「BE・LOVE」(講談社)で2007~22年に連載されたマンガ。綾瀬千早が、転校生の綿谷新との出会いを通じて競技かるたの魅力に目覚め、幼なじみの真島太一らかるた部の個性的なメンバーたちと共にかるたに情熱を燃やす……というストーリー。
2009年に「第2回マンガ大賞2009」を受賞し、「このマンガがすごい!2010」オンナ編で1位となった。2011年には「第35回講談社漫画賞」少女部門を受賞するなど多数の賞を受賞した。テレビアニメ化もされ、2011年に第1期、2013年に第2期、2019~20年に第3期が放送された。シリーズ累計発行部数は2900万部を突破している。2022年に「ちはやふる」はコミックス50巻で完結。現在は千早たちが卒業したあとの瑞沢かるた部を描く「ちはやふる plus きみがため」を連載中。
実写映画3部作では、広瀬さん、野村周平さん、新田真剣佑さん、上白石萌音さん、矢本悠馬さん、賀来賢人さん、松岡茉優さん、清原果耶さんら豪華キャストが出演。シリーズ累計興行収入は45億円を突破し、青春映画の金字塔を打ち立てた。
今回のドラマ化は、映画のメインスタッフも参加。原作者の末次さんは、「映画の世界線を基にしつつ、原作にはないオリジナルストーリーで展開するドラマ化。私も原作者として脚本のプロット段階から関わらせていただきましたが、映像で立ち上がった時どれほど輝くのかと、ずっとワクワクしています」とコメント。
令和の高校生を演じるため競技かるたの猛特訓を重ねている新キャストの姿に感銘を受けたといい、「この作品がテレビを通じて、お子さんたちやご家族に頑張ることの楽しさをお届けできることを心から願っています」と期待を寄せている。
プロデューサーの榊原真由子さんは、末次さんを交えたディスカッションを何度も重ねているといい、「先生が『ちはやふる』のキャラクター一人一人を愛し、その人生に意味を与えたように、『ちはやふる-めぐり-』のキャラクターの人生を大切に紡いでいくつもりです」と意気込みを語った。
新キャストについては、「『ちはやふる-めぐり-』を共に紡いでいくため、新たなキャストにも集まってもらいました」といい、「皆、昨年夏から必死にかるたの練習をしてくれています。映画『ちはやふる』にご出演された数々の先輩俳優たちからバトンを受け継いだ彼らの活躍にもぜひ、ご注目ください」とコメントした。
関係者のコメントは以下の通り。
「ちはやふる」が新しい挑戦に踏み出します! 映画の世界線を基にしつつ、原作にはないオリジナルストーリーで展開するドラマ化。私も原作者として脚本のプロット段階から関わらせていただきましたが、映像で立ち上がった時どれほど輝くのかと、ずっとワクワクしています。10年後の新キャラたちが息吹を得て動き出す様子には、毎回「この『ちはやふる』も良い!」と感激しています。
そして、競技かるたの練習に励む俳優さんたちの成長ぶりには驚きの連続です。練習を重ねるごとに上達していく姿は、まさに凝縮されたドラマ。その真剣な姿勢と俳優さんたちの個性に、物語がさらに深みを増していくのを実感しています。
この作品がテレビを通じて、お子さんたちやご家族に頑張ることの楽しさをお届けできることを心から願っています。一緒にこの新しい「ちはやふる」の世界を楽しんでいただけたら幸いです。
劇場用長編映画「ちはやふる」3部作を発表してからおよそ10年がたちました。
今でもなお、作品の感想や自身への影響などを聞かせていただける機会が多く、作った当時の自分が心から願ったその通りに、長く長く愛していただける映画になっていると感じ、作り手冥利につきる思いです。
一方でこの10年という月日は、百人一首に比べればわずかな時間でしょうが、私たちのような有限の存在にとっては決して短くなく、変わらないものの中にも変わるものが多くあったのは、皆さんご存知の通りです。これまでの10年間、映画「ちはやふる」は特に若い世代を中心に彼ら彼女らを励まし、どこかでその人生に希望を持っていただくのに一定の役割を果たせたかもしれません。
でも、これから先の10年はどうだろう。
自分の中で映画「ちはやふる」は完結している、その考えに変わりはありません。でも、1000年前の歌にも今様があったように、そこに描かれる感情についてはアップデートが必要かもしれない。そう思った時、次の10年に向けた新たな物語の必要性を感じました。
「ちはやふる-結び-」でも描いた次世代へと継承していく精神にのっとり、今回のドラマ作りにおいて、主だった役割は次世代へと託します。かといって、そういった美辞麗句を隠れ蓑(みの)にしてすべてを丸投げするのではなく、私は複数の脚本家と共同で執筆していく「ライターズルーム」というシステムの中で、それらの脚本を統括する「ショーランナー」という新たな立場で参画いたします。
原作から映画になり、さらにその映画から派生するオリジナルドラマというこれまでにない挑戦を快諾してくださった末次先生には、いちクリエイターとして感謝と尊敬の念を抱かずにはおれません。末次先生と共に慎重に検討を重ねながら、次の10年、願わくば1000年。皆さんの大切な「宝物」になるような、そんな物語を目指してまいりたいと思います。
「ちはやふる-めぐり-」の監督・演出をさせていただきます、藤田直哉です。
末次由紀先生の「ちはやふる」を初めて読んだとき、個性的で魅力的なキャラクターたちが、ひたむきに青春を謳歌しているのを見て、何かに一生懸命になることはなんて美しく、なんて素晴らしいことだ、と自分自身も背中を押され、気持ちが軽くなったのを覚えています。
今回ドラマ化の話をいただいたときはとても驚きました。
映画「ちはやふる」では、小泉監督、北島(直明)プロデューサー、プロフェッショナルのスタッフの皆さんが素晴らしい実写映画を製作し、青春映画の金字塔を打ち立て、当時自分の周りの多くの人を感動させているのを目の当たりにしてきました。もちろん私も感動を受けたその一人です。
その世界線の未来を、オリジナルストーリーとして新しい形での映像化に携われるなんて、夢にも思っていなかったのでとてもうれしく、ワクワクしています。
一方で、「ちはやふる」を愛し、大切にしてきた全ての皆さんに、喜んでいただけるようなドラマをお届けせねばならないというプレッシャーがあり、身が引き締まる思いでもあります。責任と覚悟を強く持って作品に向き合います。
制作にあたっては、末次先生と何度もお話しさせていだだき、一緒に作り上げてきました。わたしたちを信じて、「ちはやふる」を預けていただいている末次先生に本当に感謝いたします。
今回一緒に制作するスタッフは、新しい世代の、才能あふれ、信頼できるメンバーばかりがそろっています。この新しい世代で作り上げる「ちはやふる」が、今までの青春ドラマを刷新していくものになると信じています。
まずは、この度の「ちはやふる-めぐり-」の制作にあたって、「ちはやふる」という大切な作品をお預けいただいた末次由紀先生に心より御礼申し上げます。
何度も監督、脚本家、プロデューサー陣とディスカッションを行ってくださり、先生が作品にこめている想(おも)いやキャラクターたちへの愛、競技かるた界や百人一首に対する想いをお聞かせくださいました。今回、オリジナルストーリーを制作しますが、その根幹はもちろんマンガ「ちはやふる」であり、先生のお言葉一つ一つです。物語自体はオリジナルでも、答えは全て原作にあると思い、折に触れて原作に立ち返り制作を行っております。
末次先生が「今回、新しく生み出すキャラクターの人生にきちんと責任を持ってほしい」とおっしゃったことが強く心に残っております。先生が「ちはやふる」のキャラクター一人一人を愛し、その人生に意味を与えたように、「ちはやふる-めぐり-」のキャラクターの人生を大切に紡いでいくつもりです。
また、制作にあたって多くの競技かるた関係者の皆さまにお話を伺い、これから始まる撮影においてもたくさんのご協力を賜っています。この場を借りて、皆さまに御礼申し上げます。
「ちはやふる-めぐり-」を共に紡いでいくため、新たなキャストにも集まってもらいました。皆、昨年夏から必死にかるたの練習をしてくれています。映画「ちはやふる」にご出演された数々の先輩俳優たちからバトンを受け継いだ彼らの活躍にもぜひ、ご注目ください。
そして私自身も映画「ちはやふる」を制作した北島プロデューサーからバトンを受け継ぎ、ドラマのプロデューサーを務めさせていただきます。大切な大切な「ちはやふる」を、作品に宿っている熱を決して冷ますことなく、お届けできるよう日々、その責任の重さを実感しながら制作にあたっております。
皆さま、7月の放送開始まで、ぜひ楽しみにお待ちください。
実写映画化に向けて動き始めたのは2014年でした。「ちはやふる」原作者の末次由紀先生に初めてお会いし、末次先生が我が子として愛している「ちはやふる」をお預かりしたあの日の緊張感は今も忘れられません。マンガの中で躍動し、努力し、悔しがり、泣き、喜ぶ魅力的な登場人物たちをどうやって実写化すべきか、人の心を震えさせる感動の物語展開をどうやって脚本に落としこむべきか、当時、小泉徳宏監督と何日も何週間も悩み続けました。映画が完成し、末次先生にご覧いただいた日のことも忘れられません。正直、怖くて仕方なかった。でも、試写室から出てきた末次先生の笑顔はそれまでの苦難を全て帳消しにしてくれました。
そんな、とても大切な大切な「ちはやふる」をもう一度、映像化したいと思ったのは、コロナ禍によって青春を奪われてしまった子供たちの姿を見た時です。エンターテインメントは未来への希望を創出することが使命だと思っています。
しかし、いざ動き出すと問題山積……広瀬すずさんたち、当時の出演キャストは皆、大人になってしまっているし、原作の続きをそのまま描くことは難しい……。いろいろと悩んだ末に生み出たものが「ちはやふる-めぐり-」。映画の世界線の未来を描いた完全オリジナルストーリーです。末次先生と一緒でなければ決して作ることができなかった物語です。先生に心より感謝申し上げます。
<めぐり>のサブタイトル通り、物語だけでなく、スタッフ・キャストにもバトンを渡します。新たな「ちはやふる」を紡ぐのは、新進気鋭の藤田直哉監督、脚本家の小坂志宝、本田大介、松本千晶、金子鈴幸。そして、プロデューサーの榊原真由子、中村薫。全員で何度も末次先生とミーティングを重ねてきました。2000人を超える大オーディションを勝ち抜いた新たな出演者たちにもご期待ください! この作品が青春ドラマの最高到達点に至ることを確信する、最高のメンバーがそろいました。
末次先生・スタッフ・キャスト一同、視聴者の皆さんに楽しみをお届けしたい一心で絶賛製作しております。
製作の進捗については、随時、ドラマ「ちはやふる」の公式からご報告させていただきます!
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