ドラゴンボールDAIMA
第18話 メザメ
2月17日(月)放送分
電子コミックサービス「LINEマンガ」で連載されたぽむさんのマンガが原作のテレビアニメ「先輩はおとこのこ」の劇場版アニメ「映画 先輩はおとこのこ あめのち晴れ」が2月14日に公開された。原作は、可愛いものが大好きな“男の娘”の花岡まこと、まことに恋をする元気いっぱいの後輩・蒼井 咲、まことを見守り続けてきた幼なじみの大我竜二らの繊細な関係を描いたマンガ。テレビアニメが、フジテレビの深夜アニメ枠“ノイタミナ”で2024年7~9月に放送され、劇場版では、テレビアニメの続きの物語が描かれる。まこと役の梅田修一朗さん、咲役の関根明良さん、竜二役の内田雄馬さん、劇場版の宣伝大使で、本郷 博役の声優としても出演する人気グループ「Kis-My-Ft2」の宮田俊哉さんに、同作の繊細な魅力、収録の裏側について聞いた。それぞれが好きなシーンを語り出すと、思いがあふれ、話が止まらないようで……。
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ーー宮田さんは元々、原作が好きだったということですが、作品に惹かれたところは?
宮田さん 電子で読んでいたのですが、可愛いから始まっていくと思いきや、すごくキレイな一枚絵が出てくるんです。まことが「本当は、男の子、なんだ」とウイッグを外すシーンがキレイなんです。待て待て!となって、スマホを横にして見たりしていました。最初に惹かれたのはそこで、可愛く、美しいところに惹かれていきました。高級なグラスのような薄く、美しく、壊れそうな繊細さも魅力的です。
ーーテレビシリーズで印象的だったシーンは?
宮田さん いっぱいあるんですよね。竜二のピアスのシーンが好きで、今日は竜二をイメージしたピアスを付けてきました。竜二はずるいんですよ。格好いいんです。雄馬君の声が格好よすぎて、男も惚れます。好きになります。
梅田さん まこととしては、蒼井さんと海で踊るシーンが好きです。蒼井さんのおかげで、「僕は!!かわいいものが!大好きだーー」という言葉が引き出され、2人が着ているものを交換する。蒼井さんに靴を履かせてもらうところもすごくいいんです。関係の始まりになったところで、すごく好きなシーンです。
内田さん 僕も好きなシーンですね。ただ、竜二としては、心のざわつきを感じた瞬間でもあります。好きでいていいのかな?という気持ちがあって、これまでのまことと自分の関係が変わってしまうかもしれないとも感じています。まことと咲にとってはきらめきのあるシーンですが、竜二にとっては、変わってしまう怖さも感じているシーンです。その直前まで、パーティー会場で咲と楽しく話している。でも、まことが走り去っていき、何とも言えないモヤモヤが生まれます。不安感があるんです。一つの出来事に対していろいろな感じ方があって、各々が違う選択をして、みんな違う形で進んでいくわけで、2人の関係を見た時の竜二の感覚が、すごく印象に残っています。
関根さん 師匠(竜二)が落ち込んで、咲ちゃんの家に来た時、咲ちゃんが師匠にくじらのぬいぐるみを乗せていくシーンはとても印象に残っています。咲ちゃんから「私は師匠がうらやましいですけどねー」と、さらっと真っすぐな言葉がでてきていて、2人の空気感もとても大好きなシーンですね。
内田さん 竜二と咲の関係も特別ですしね。
関根さん 咲ちゃんは家族にも想いを隠してしまうことが多いけれど、師匠には「うらやましいですけどね」とさらっと言っていて。恋ではないけど、そこにはしっかり特別があるんですよね。それぞれの関係性がすごく素敵な作品なので、好きなシーンはたくさんあるのですが、あそこは心に残っているシーンの一つです。
内田さん 特別であり、好きでもあり、3人共みんなそばにいたいと思っている。学生だと、そこにはっきりした答えを出すことが難しく、迷いもあります。大人になって見ていて、共感したり、感じるところがあります。
梅田さん 大人になったら、傷つくことを恐れて、諦めちゃうこともあると思います。3人は“今”しかできないコミュニケーションをしているんだなと思いますね。
ーー劇場版はどうなる?
梅田さん 蒼井さんの話にかなり進展があり、掘り下げられていますし、テレビシリーズの後の竜二との関係性も見られます。少しずつ胸を張れるようになったまことが、どうやって自分の気持ちと向き合っていくか、というところを見届けていただきたいです。
関根さん 今作はどうしても涙がこみ上げてしまうシーンがいくつもあり、実際に泣いてしまうと、その後のシーンが演じられないので、気をつけていたのですが、やはり収録の際には泣いてしまいまして……。咲のおばあちゃん役のさとうあいさんは、現場でもたくさんのことを教えていただいて、本当に咲ちゃんのおばあちゃんのような優しさにあふれていて。泣いてしまった際にさとうさんが背中をポンとなでてくださったのが、とてもうれしく、心に残っています。本当に温かい現場です。
内田さん まことや咲が迷い、悩み、決断しなければいけない中で、竜二は、自分の中で気持ちに整理がついていて、今まで以上にストレートに2人を思い、そばにいます。僕も「頼れるところは頼っていいんだよ」という気持ちで現場に臨みました。
ーーキャラクターに変化もある?
梅田さん テレビシリーズでは、お母さんとの関係が変わり、おじいちゃんとの出会いもあり、竜二との空気感も変わっています。蒼井さんへの気持ちに改めて向き合い、変わっていくところもあります。いろいろな変化があるのですが、個人的には家に帰り、お母さんに対して笑いながら話ができるのは、成長したと感じています。まことが自分で頑張り、周りの人が支えてくれたからなんですよね。
関根さん テレビシリーズは、まこと先輩と師匠に背中を押してもらい、前を向く、というところで終わりましたが、今回の映画では咲ちゃんの悩みがが明確化していきます。台本を読んでの最初の感想は「ちゃんと言えてよかったね」でした。個人的におばあちゃんの「言ってくれなきゃわからないよ」という言葉がすごく心に残っていて。咲ちゃんがずっと飲み込んできた気持ちを相手に伝えられたのは、彼女がみんなとの関わりを通じてたくさんの経験をし、想いを受けとって、成長できたからではないかなと思っています。
内田さん 竜二は、まことが好きという気持ちに対して、本当にそうであっていいのか?と迷いがありました。その思いを隠さなきゃいけないとなると、いつかその思いに行き場がなくなり、爆発しちゃったり、腐ってしまったりするかもしれません。それが残っているとしんどいと思うんです。自分の気持ちをまことに話して、受けとめてもらえた経験が竜二にとってすごく大きい。そのおかげで、自分の気持ちをちゃんと整理して未来に目を向けることができる。竜二は少しずつそれに気付いていったと感じています。
宮田さん みんなが成長していると感じます。大人って、うまい逃げ方を知ってるんですよ。高校生の頃は、逃げ方が分からないから、不器用にぶつかるしかない。それで傷つく。自分も大人になって、うまく逃げていると感じることもありますし、映画でお父さんやお母さんたちが、逃げずに不器用にぶつかってくる子供たちと向き合っている姿を見て、PTAの皆さん(大人たち)の成長も感じました。そういう意味でもすごく刺さったんですよね。 それと、小夏も元気に出てきます! 可愛いんだよな。
ーー宮田さんは本郷 博役としても出演しています。ヒゲの生えたかっぷくのいい中年男性ですが……。
宮田さん これまでヒゲが生えている役を演じたことはないですし、こんなにかっぷくのいい役もないですね。演じていて楽しかったです。本郷の気持ちでしゃべっていました。
梅田さん 本郷は、人のよさがにじみでているんですよね。宮田さんが演じられるのは知っていたのですが、新鮮でした。
内田さん そうなんですよね!
関根さん 収録のタイミングが別だったので、どんな感じなんだろう?とワクワクして映像を見て。本郷さんはとても優しくて、咲ちゃんを気遣ってくれていて、お声からも人柄の良さがにじみ出ているんです。とても素敵でした! ただ、咲ちゃんを通して見ると、どうしても複雑になってしまい……。
内田さん 咲を演じている立場からすると確かに複雑だよね。
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