寺尾聰:16年ぶり映画主演 「自分にとってメモリアルな作品」 松坂桃李と父子役

「父と僕の終わらない歌」のポスタービジュアル(C)2025「父と僕の終わらない歌」製作委員会
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「父と僕の終わらない歌」のポスタービジュアル(C)2025「父と僕の終わらない歌」製作委員会

 俳優で歌手の寺尾聰さんが、2025年5月23日公開の映画「父と僕の終わらない歌」(小泉徳宏監督)で、16年ぶりの映画主演を務めることが分かった。寺尾さんはアルツハイマー型認知症の間宮哲太、そんな父を支え続ける息子の間宮雄太を松坂桃李さんが演じる。

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 同作は、2016年にイギリスでYouTubeに投稿された動画がきっかけとなった実話をもとに映画化されたもの。動画はアルツハイマー型認知症を患う父と息子の絆が描かれ、世界中に感動を与えた。

 今回の映画では、舞台を日本に置き換え、横須賀で楽器店を営む父と息子が登場。それぞれの愛と葛藤、家族や友人たちに支えられながら、アルツハイマーの父が若き日に諦めたレコードデビューの夢を、再びかなえようとするまでの感動の物語を描く。寺尾さんや松坂さんに加え、松坂慶子さん、佐藤栞里さん、副島淳さん、大島美幸さん、齋藤飛鳥さん、三宅裕司さん、石倉三郎さん、佐藤浩市さんらが出演する。

 寺尾さんは「俳優と歌手人生が初めて交わる、自分にとってメモリアルな作品です。最初はこの作品を受けるべきか悩みましたが、息子役が桃李と聞いて、桃李とならやってみたいと、だんだんと心が動いていきました。この歳で情熱を注げるものに出会えたことに感謝しています」と語っている。

 松坂さんは「横須賀の独特な街並みの空気を味わいながら撮影できたことが印象的でした。寺尾さんの息子を演じられたことは、本当に誇りです。寺尾さんはいつも優しく包み込んでくれて、一緒にお芝居すると瞳に吸い込まれそうになる、そんなすてきな方です。この映画によって希望を感じてもらえる瞬間がありますように」とコメントしている。

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