モンスター
#11 求める者たちへ
12月23日(月)放送分
今をときめく俳優やアーティストに、影響を受けた人物について聞く「運命の出会い」。今回は、TBS系「日曜劇場」(日曜午後9時)枠のドラマ「海に眠るダイヤモンド」で、現代パートのいづみ(宮本信子さん)の孫娘で医学部に現役合格した千景役を演じる片岡凜さんに、所属事務所「フラーム」の社長との出会いについて語ってもらいます。
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私にとって「運命の出会い」は事務所の社長です。
このお仕事をするきっかけはスカウトだったんです。当時の事務所のスタッフの方がインスタグラムを見てスカウトしてくださって。それで今の事務所に父と一緒にお邪魔したとき、初めて社長にお会いしました。
第一印象は“ボス”だな、と(笑)。そんな印象でした。オーラがすごくて、カッコいい、強いといったワードがすごく合う方で、とても引きつけられました。
一緒にいてすごく安心感がある方で、私の話を聞いてくださいますし、私のことを知ろうともしてくれますし、心強いです。良いときも悪いときも常に私を受け入れてくださって、一緒に歩んでくださる方。私にとって本当に大事な方ですね。
社長から言われて心に残っているのは、「役を愛しなさい」という言葉です。
現場に入る前も入った後もやっぱり役のことを一番に考えられる役者でありたいと思う気持ちが、この言葉によってさらに増しました。常に自分が役に寄り添えているかなという意識は、この言葉のおかげで自分の中のどこかに絶対にあります。
最近、演じる楽しさを覚えました。アドリブも好きなんですよね。そういう瞬間、すごく現場が楽しいなって感じます。また、作品が完成して、いろんな方が見てくださって感想をいただいたときに、良かったなって感じます。
今回、初めて日曜劇場に出演させていただいたんですが、「海に眠るダイヤモンド」は、生きるとか人を愛するとか、それがどういうことなのか考えさせてくれる作品だと思うので、ぜひ見ていただきたいなと思います。
<プロフィル>
かたおか・りん 2003年10月6日生まれ、群馬県出身。2021年春に開設したTikTokとインスタグラムに投稿した動画や写真が注目を浴び、同年末に芸能事務所「フラーム」に所属。新井順子さんがプロデューサー、塚原あゆ子さんが演出を担当したTBS系のドラマ「石子と羽男-そんなコトで訴えます?-」(2022年)でドラマデビューを果たした。今年放送されたNHK連続テレビ小説「虎に翼」での美佐江役や、フジテレビ系“月9”ドラマ「嘘解きレトリック」での「人形屋敷」に住む三つ子の品子役の演技が話題になった。
ドラマは、明治の初めから戦後の高度成長期にかけ、石炭採掘で発展した長崎県の端島(軍艦島)と、現代の東京を舞台にした70年にわたる愛と友情、家族の物語。脚本・野木亜紀子さん、監督・塚原さん、プロデューサー・新井さんのドラマ「アンナチュラル」「MIU404」(同系)、映画「ラストマイル」チームが手がけている。