小野大輔:「ヤマト3199」第2章の古代進は「どん底」 EDに「全てを込めた」

「ヤマトよ永遠に REBEL3199」の第2章「赤日の出撃」の上映記念舞台あいさつの様子
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「ヤマトよ永遠に REBEL3199」の第2章「赤日の出撃」の上映記念舞台あいさつの様子

 人気アニメ「宇宙戦艦ヤマト」のリメークシリーズの最新作「ヤマトよ永遠に REBEL3199」の第2章「赤日の出撃」の上映記念舞台あいさつが11月23日、新宿ピカデリーで開催され、主人公・古代進役の小野大輔さんら声優陣、総監督を務める福井晴敏さんが登場した。小野さんは第2章について「ずっとつらい状況、絶望のどん底。その中でヤマトは出撃する。艦は進むけど、古代は後ろ向きになっている。歯がゆいし、苦しいけど、その先に希望があるんじゃないか?と必死に上を向いて、涙をこらえています」と語った。

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 小野さんは、第2章のエンディング主題歌(ED)「Reach for the Star」を歌い、同曲の作詞も担当した。「『Reach for the Star』は『星に手を伸ばす』、不可能だと思うことに挑戦するという意味があり、(作編曲の)渡辺拓也さんの仮歌の時点でタイトルがありました。その言葉が本編とリンクしていた。古代は、雪の手を離したことを後悔している。サーシャからも手を離す。かなわないと知っていてもあがく。過去には戻れない。僕らもそうなんです。過去を抱きしめ、前に進んでいかなければいけない。そんな思いを込めました」と思いを明かした。

 レコーディングについて「喉の調子が悪い時でしたが、声はもちました。やり切った後、次の日に声が出なくなりました。全てを込めました。『ヤマト』はそういう作品なのかな? 限界までやり切る。台本に『落ちるまで落ちて限界を突破する』と書いたんです。福井さんが言っていたことなのですが」と話した。

 舞台あいさつは、アルフォン役の古川慎さん、土門竜介役の畠中祐さん、揚羽武役の上村祐翔さんも登壇し、桐生美影役の中村繪里子さんが進行役を務めた。

 「宇宙戦艦ヤマト」は1974年にテレビアニメ第1作が放送され、「宇宙戦艦ヤマト2」「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち」「宇宙戦艦ヤマト 復活篇」なども制作されてきた。第1作をリメークした「宇宙戦艦ヤマト2199」が2012~14年、「2199」の続編「2202」が2017~19年に劇場上映、テレビ放送された。全2章の「2205」が2021、22年に劇場上映された。

 「3199」は、福井さんが総監督を務め、シリーズ構成、脚本も担当する。福井さんは、リメークシリーズの「宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち」「宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち」でシリーズ構成、脚本を担当しており、最新作では総監督も務めることになった。全7章で、第3章「群青のアステロイド」が2025年4月11日に上映される。

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