海に眠るダイヤモンド
最終話後編(10話)記憶は眠る
12月22日(日)放送分
橋本環奈さんが主演するNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「おむすび」(総合、月~土曜午前8時ほか)の第23回が、10月30日に放送された。同回では、阪神・淡路大震災で被災した6歳の結(磯村アメリちゃん)たちのもとに、永吉(松平健さん)が糸島から駆け付ける様子が回想シーンで描かれ、視聴者の注目を集めた。
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第23回の回想シーンでは、震災から5日がたち、結は家族とともに避難所の小学校に身を寄せていた。父の聖人(北村有起哉さん)が救援物資の仕分けを手伝っていると、「お呼び出しします。米田聖人さん、お知り合いの方が校舎入り口でお待ちです」というアナウンスが流れた。
聖人が校舎入り口に向かうと、そこには父・永吉がいて「お前、生きとったか!」とほっとした表情を浮かべた。聖人が驚いた様子で「でも……どうやって?」と尋ねると、永吉は「そんなことより、子どもたちは? 愛子さんは無事か!?」と家族の安否を気にかけた。
愛子(麻生久美子さん)や孫たちと対面した永吉は、ふさぎこんだ歩(高松咲希さん)を見て、聖人に「糸島へ来い。今から家族全員で糸島へ行くばい」と言い放った。聖人は、世話になった神戸が大変な時に行けるわけがないと返すが、永吉は「娘と神戸、どっちが大事や!」と激高した。
愛子も「歩と結のことを考えたら、糸島に行った方が良いと思う」と永吉の意見に賛同。神戸市職員の若林(新納慎也さん)からも「(仮設住宅には)市としては一人でも多く、行き場のない人に住んでもらいたい。帰れる場所がある人は、そっちに行ってもらったら助かります」と告げられ、聖人は結たちを先に糸島に行かせることを決意。その2日後、結たちは糸島の実家に到着した。
聖人は高校卒業後、永吉とけんか別れのような形で糸島の実家を飛び出し、神戸に移住した経緯がある。それでも、若い頃にトラックの運転手をしていたという永吉は、聖人たち家族のために被災地に駆け付けた。
SNSでは「後先考えず避難所に駆けつけた永吉さんがかっこ良すぎて泣けた」「けんかしてようが、これが親が子を思う本心なんだよな」「永吉さん、たくさんの避難所を回ったんだろうなぁと思う」「永吉さんのトラック野郎エピソードが、こんな形で説得力を持って今朝に繋がるなんて、誰が予想できたんだよ~」といった声が上がっていた。
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