ドラゴンボールDAIMA
第11話 デンセツ
12月23日(月)放送分
「チェンソーマン」などで知られる藤本タツキさんのマンガが原作の劇場版アニメ「ルックバック」(押山清高監督)が、11月8日からAmazonの動画配信サービス「Prime Video」で世界独占配信されることが分かった。配信に向けて押山監督が描き下ろしたビジュアルも公開された。藤野の部屋のベッドで寝ころびながら、藤野の自信作の原稿を最初の読者として京本が読んで驚嘆している様子が描かれている。
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押山監督は「映画『ルックバック』は、藤本タツキさんの原作マンガが持つ力強い物語に、私自身の視点を加えて映画として描いた作品です。58分という短い映画ですが、多くの方が劇場に何度も足を運んでくださり本当に驚いています。今回の世界配信により、劇場に来られなかった方やさらに多くの方に映画を届けられることをうれしく思います。配信で繰り返しご覧いただけることで、さまざまな視点からじっくりと映画を鑑賞していただけるのではないかと思います。ぜひ、映画の細部に忍ばせたさまざまなイースター・エッグも探してみてください。アニメーション映画が持つ絵の力を通じて、その魅力が少しでも伝わることを願っています」とコメントを寄せている。
原作者の藤本さんは「映画『ルックバック』は企画時、原作をそのまま映像化すると短編になってしまい、オリジナル要素を30~40分入れないと商業的作品として成立しないと言われていました。公開できる劇場がかなり狭まるし、アメリカではそもそも60分弱の映画だと映画館で上映できないかららしいです。それを現在の形のまま、このクオリティーで公開できたのは押山清高監督の判断のおかげです。僕がマンガ版で拙くてできなかった、伝わりづらかった表現が映画では分かりやすく、より生き生きとなっていたのには本当に驚きました。あと、haruka nakamuraさんの劇伴も、もうこれしか考えられないくらい合っています。お二人のおかげです。ありがとうございました! 劇場に足を運んでくれた人たちもありがとうございました! Prime Videoで見る人もすごいアニメーションなので、できるだけ大きい画面で見てほしいです! よろしくお願いいたします!」と話している。
同作は、Amazon MGMスタジオが、日本のアニメ製作委員会に参加した初めての作品でもあり、「Prime Video」で日本で劇場公開された劇場版アニメが世界独占配信されるのは、2021年8月に配信された「シン・エヴァンゲリオン劇場版」以来となる。
Amazon MGMスタジオのインターナショナル・オリジナル責任者、ジェームズ・ファレルさんは「この度はアニメ映画『ルックバック』をPrime Videoから世界に届けることができ、大変光栄です。Amazon MGMスタジオでは、アメリカに続き日本におけるアニメーション企画製作部門を2022年末に立ち上げ、世界が注目する日本のアニメ産業との、革新的でありながら継続的な関係構築を模索してきました。『クリエイターへの賛歌』をテーマの一つに掲げるアニメ映画『ルックバック』製作委員会への参画をもって、その記念すべきスタートを切ることができたことは、各国の優秀なクリエーターたちの作品を世界のお客様へ届けるための『Home for Talent(才能がある人が集まる場所)』をビジョンとして掲げるAmazon MGMスタジオとして、非常に意義深く、喜びを感じています。今後、Amazon MGMスタジオと日本が誇るクリエーターやビジネスパートナーの皆様が互いに刺激しあい、創意工夫する過程を楽しみながら、心に響くアニメ作品を世界に送り届けることを目指します」とコメントを寄せている。
「ルックバック」は、集英社のマンガアプリ「少年ジャンプ+(プラス)」で2021年7月に発表され、初日に250万以上の閲覧数を記録。「このマンガがすごい!2022」のオトコ編の1位に選ばれ、「マンガ大賞2022」にノミネートされたことも話題になった。マンガへのひたむきな思いが二人の少女をつなげるが、全てを打ち砕く出来事が起きる……というストーリー。学生新聞で4コママンガを連載している小学4年生の藤野は、クラスメートから絶賛されていたが、「不登校の同級生・京本の4コマを載せたい」と先生から告げられることになる。
アニメは「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」「借りぐらしのアリエッティ」「風立ちぬ」などに主要スタッフとして携わってきた押山さんが監督を務め、脚本、キャラクターデザインも担当。押山さんが代表を務めるスタジオドリアンがアニメを制作する。河合優実さんが藤野、吉田美月喜さんが京本をそれぞれ演じたことも話題になっている。6月28日に公開され、興行収入が20億円、観客動員数が117万人を突破するなど大ヒットしている。
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