海に眠るダイヤモンド
最終話後編(10話)記憶は眠る
12月22日(日)放送分
秋ドラマが10月から続々とスタートする。放送を前にMANTAN編集部員が独断と偏見で“推し”作品をピックアップ。その見どころや注目ポイントを解説する。(前後編の前編)
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最も推す人が多かったのはカンテレ・フジテレビ系の“月10”(月曜午後10時)ドラマ「モンスター」(10月14日スタート、初回15分拡大)だ。
同作は、GP帯連ドラ初主演の趣里さんが演じる、“常識”にとらわれず、“感情を排除”して相手と向き合う得体の知れないモンスター弁護士・神波亮子が、時に法が追いついていない令和ならではのさまざまな問題と向き合い、まるでゲームのように法廷闘争に立ち向かう、異色のリーガル・エンターテインメント。「僕の生きる道」(カンテレ・フジテレビ系)をはじめとした“僕シリーズ3部作”を手掛けた橋部敦子さんが脚本を担当する。人気グループ「SixTONES」のジェシーさん、宇野祥平さん、音月桂さん、中川翼さん、YOUさん、古田新太さんらも出演する。
注目ポイントとして、「朝ドラ『ブギウギ』で好演した趣里が弁護士役で主演。脚本は橋部さんと手練れなので、ハマれば化けるのではないかと期待」(50代女性、N)、「『ブギウギ』『ブラックペアン』など、作品ごとに印象をガラリと変える趣里が“得体の知れないモンスター弁護士”を演じるということで、どんな演技を見せてくれるのか期待が高まる。ジェシー、YOU、古田新太、宇野祥平など、脇を固める俳優も個性豊かで、かつ、脚本も人物の心情描写が得意な橋部さんが手がけており、見応えのある法廷劇を楽しめそう」(30代女性、S)などとキャストと脚本家に期待する声が上がった。
さらに、「カンテレ制作の“月10”は、良質なドラマをコンスタントに生み出している印象。『アンメット』『マウンテンドクター』と“医療もの”が2作続いたあとの“リーガルもの”。“医療もの”同様、“リーガルもの”も大外れはしないイメージがあり、かつ主演は演技巧者の趣里ということで、見応えのある法廷劇、もしくは逆転劇が楽しめるのではないだろうか」(50代男性、Y)と“リーガルもの”に注目する声もあった。
次に推す人が多かったのTBS系日曜劇場「海に眠るダイヤモンド」(日曜午後9時)だ。
「海に眠るダイヤモンド」は、1955年からの石炭産業で躍進した長崎県・端島(軍艦島)と、現代の東京を舞台にした70年にわたる愛と友情、家族の壮大な物語。戦後復興期から高度経済成長期の“何もないけれど夢があり活力に満ちあふれた時代”と現代の“一見して何でもあるけれど若者が夢を持てない時代”を描く時代を超えたヒューマン・ラブエンターテインメント。
神木隆之介さんが、1950年代の端島に生きる主人公の鉄平と、現代の東京に生きるホストの玲央の一人二役で主演。脚本は野木亜紀子さん、監督は塚原あゆ子さん、プロデューサーは新井順子さんという「アンナチュラル」「MIU404」、映画「ラストマイル」のチームが制作する。
注目ポイントとして、「戦後復興期から高度経済成長期の端島(軍艦島)をどのように描くのか、日本が勢いのあった時代の空気を感じさせてほしい。また、ヒット請負人?の神木隆之介の一人二役に注目している」(40代女性、N)、「神木隆之介の金髪ホスト役、さだまさしの和尚役が気になる。野木亜紀子×塚原あゆ子×新井順子の女性トリオが『日曜劇場』で何をどう描くのか見てみたい。長崎ロケで映像美にも自信がありそう」(40代女性、H)といった声が上がった。
同じく推す人が多かったのが、テレビ朝日系「無能の鷹」(金曜午後11時15分、一部地域を除く、10月11日スタート)だ。
「無能の鷹」は、マンガ誌「Kiss」(講談社)で連載中のはんざき朝未さん作の同名マンガを、菜々緒さん主演で実写化。超有能そうな見た目なのに、コピーもできず、パソコンも起動できない衝撃的に無能な新入社員、鷹野ツメ子(菜々緒さん)のすがすがしいまでの生き様を描く“超・脱力系お仕事コメディー”。「おっさんずラブ」シリーズ(2016~24年)などで知られる貴島彩理プロデューサーが手がける。菜々緒さんのほか、塩野瑛久さん、井浦新さん、工藤阿須加さん、さとうほなみさん、土居志央梨さんらが出演する。
注目ポイントとして、「“シゴデキ”イメージのな菜々緒が、無能な新人役。ギャップのありすぎる女性をどう演じるのか楽しみ。スタイル抜群の菜々緒のお仕事コーデにも期待!」(40代女性、M)、「完璧そうな菜々緒さまがコピーもろくにとれない無能OLに。おっさんずラブの貴島Pが送るお仕事コメディー。井浦新、塩野瑛久、土居志央梨などNHKを意識?したかのようなキャスティングの面白さも。気楽に見られる作品で、金夜にピッタリ」(20代男性、Z)などの声もあった。
異色ともいえる“推し”ドラマが、人気マンガの実写ドラマ化「ウイングマン」(テレビ東京、火曜深夜0時半)だ。
「ウイングマン」は、「電影少女」や「I”s」で知られる桂正和さんの連載デビュー作で、1983~85年に「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載された同名マンガ。特撮オタクの高校生、広野健太が書いたことを現実にする「ドリムノート」を手にしたことにより、5分間だけ自作のヒーロー「ウイングマン」に変身することができる力を手に入れ……というストーリー。ドラマ化にあたって、監督・アクション監督を、特撮アクションの第一人者である坂本浩一さんが務め、藤岡真威人さんが主演する。10月22日からテレビ東京の「ドラマチューズ!」(火曜深夜0時半)枠で放送(テレビ大阪では、10月25日から毎週金曜深夜2時40分に放送)。
注目ポイントとして、「令和の今、どのように実写化するのか楽しみ。仮面ライダー本郷猛(藤岡弘、さん)の息子、藤岡真威人のヒーローぶりにも期待」(50代女性、N)や「子供の頃に夢中なった原作マンガの中で描かれたヒーローアクション、武器や必殺技まで、どこまで実写化されるのか。ぶっちゃけ内容やストーリーはどうでもよくて『ウイナア ウイナルド』『デルタエンド』は見たい!」(50代男性、Y)といった声があった。
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