ドラゴンボールDAIMA
第11話 デンセツ
12月23日(月)放送分
「りぼん」(集英社)で連載された佐和田米さんのマンガが原作のテレビアニメ「アクロトリップ」が10月2日からTOKYO MX、BS日テレほかで順次放送される。平和を守る魔法少女・ベリーブロッサムに夢中の主人公・伊達地図子が、悪の総帥・クロマに見込まれ、魔法少女と敵対する悪の組織に勧誘される……というストーリー。「魔法少女をもっと輝かせたい……強いてくれ、苦戦を!」という欲望が、内気な少女を悪の路に導いていくという“推し活コメディー”で、伊藤美来さんが地図子、水瀬いのりさんが魔法少女のベリーブロッサム/乃苺佳寿をそれぞれ演じる。伊藤さん、水瀬さんに収録の裏側を聞いた。
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伊藤さん ギャグが面白くて、先生のワードセンスもすごいんです! 個性的なキャラクターばかりで、ツッコミながら読んでいました。読めば読むほどキャラクターがどんどん好きになり、あっという間に全巻読んじゃいました。
水瀬さん 正義と悪があって、どちらにも正義があるからこそ対立しているのかな?と感じていたのですが、読んでいくと、そもそも何で争っているんだろう?となるくらい可愛いやり取りなんですよね。悪にも愛らしさがあって、どのキャラも真面目なんです。真面目に悪、正義をやって、真面目にオタクをやって……とみんなが本気だからこんなに面白くて、笑えて、温かい気持ちになるんですよね。
伊藤さん 地図子は最初、低いテンション感で、淡々と生きているけど、いい子というところから始まります。今はそういう子って多いんじゃないかな?とも思いました。そこから、一つ好きなものを見つけた瞬間に、全ての世界が輝いて見えてきます。分かる!と思いながら演じていました。ベリーブロッサムのことが好きで好きで、ベリーブロッサムを輝かせるために悪の参謀になるというよく分からないことになりますが。好きをこじらせてしまっているんですよね(笑い)。
水瀬さん ベリーブロッサムは、いい子すぎて、頼むから何か悪いことも言ってよ!となったり(笑い)。「いい子すぎる」とツッコまれるくらいなんです。誰に対しても人助けができる女の子なので、日常生活でも常に困っている人がいればすぐに駆け寄ります。シャイな子なのかな?と思ったら行動力がちゃんとあるのが魅力的です。ブレない心を持った女の子でもあります。強くて優しい女の子の具現化だな!と感じています。
水瀬さん 花びらが舞っているように、この衣装で戦っていて、キラキラしているんですよね。これで戦うというギャップもいいんですよね。
伊藤さん 可愛い! これは推さねばならん!と思いながら演じています。
伊藤さん クロマに対する冷たい目線、ツッコんでいる時の強気なところ、ベリーブロッサムに対する感情……と表情が豊かすぎるので、その場その場の地図子の感情を100%で表現することを意識していました。人間かな!というくらい崩れることもあって、そこも思い切って演じています。ツッコんだり、落ち込んだり、楽しくなったり、忙しいんです。全力疾走している感じです。
伊藤さん 全力です! 収録にはおにぎりを持っていっています。
水瀬さん 三角のケースに入れておにぎりを持ってきていたよね。可愛いな!と思っていました。
伊藤さん 家にある残り物で作っているのですが、結構失敗するんです(笑い)。味が薄すぎたり。
水瀬さん とにかくピュアで嘘偽りなく、一分一秒を全力でベリーブロッサムとして生きているので、そこを意識してマイク前に立っていました。第1話の変身シーンは、皆さんにとって初めてみる変身ではありますが、ベリーにとっては日常になっていることなので、魔法少女歴の長さを意識していました。正義の心を常にブレずに持っていますし、どんな悪であっても全力で立ち向かいます。たんかを切る口上も全力で演じています。
伊藤さん 基本は可愛いけど、戦っている時は格好いいんですよね。
水瀬さん 普段はフワフワしているけど、変身すると、ビシッとして強いので、バトル中はオーバーにお芝居するようにしていました。戦闘シーンはカット数も多く、迫力があるので、日常とは違ってオーバー気味に演じています。
インタビュー(2)に続く。
インタビュー(2)伊藤美来×水瀬いのり 共演する中で受けた刺激とは?
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