タモリさんが司会を務めるテレビ朝日の特番「タモリステーション」の最新作が、9月27日午後8時~同9時48分に放送される。今回のテーマは「コンビニエンスストア」で、歴史と進化、未来を独自取材で深掘り。スタジオには、コンビニでアルバイト経験のある「爆笑問題」の田中裕二さん、10月期の同局系ドラマ「無能の鷹」(金曜午後11時15分)で主演する菜々緒さん、消費経済アナリストの渡辺広明さんがゲストとして出演する。
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1973年にファミリーマート、1974年にセブン-イレブン、1975年にローソンと、70年代に相次いで1号店をオープンした日本の三大コンビニ。以来、コンビニはどうやって成長し、日本の生活を変えてきたのか、番組では「日本のコンビニ50年史」を紹介する。
また、コンビニ各社の新商品開発の裏側も特集する。セブン-イレブンが近年注力しているのは、一人で食べきれるサイズの「おひとりさま惣菜」。中でも、電子レンジで温めるだけの焼き魚は2014年の発売から累計8000万食を超えたという。レンジで焼き魚をふっくら仕上げる秘密は何なのか、番組カメラは開発現場や製造工場に向かう。
ローソンでは、ファンの多いコンビニスイーツのリニューアルに密着。1グラムにも満たない砂糖の量の微調整を繰り返すなど、商品開発の実態が明らかとなる。
ファミリーマートでは、新たな商品の柱として力を入れているオリジナルブランドの衣料品の開発にクローズアップ。テレビ初公開となるタオル工場に密着取材し、着心地や品質、デザインへのこだわりに迫る。
収録を終えたタモリさんは「非常に面白かったですね。コンビニは単に買いものをする場所ではなく、完全に社会インフラであることが分かりました」と、コンビニが担う役割の大きさを再認識。
「私が九州から上京した頃、ある年の正月を東京で過ごしたとき、(大みそかの)31日から店が軒並みお休みになるのを知らずに本当に困りました(笑)。今ではそんなことはありえないですよね。コンビニの誕生によって日本人の生活スタイルすべてが変わったといえるでしょう」と、実体験を交えながらコンビニが日本社会にもたらした影響について語った。
最後には「普段、目にしている商品がどうやって生み出されたのか調べてみると、実に繊細な改革が幾度となく行われているんですよね。その背景にあるのは、日本人ならではの細やかな感性だと思います。コンビニが日本独自の文化といわれるのも、当然のことですね。まだまだ進化を続けていくであろうコンビニが、今後どうなっていくのか楽しみです」と話した。
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