今をときめく俳優やアーティストに、影響を受けた人について聞く「運命の出会い」。今回は、映画「ラストマイル」(塚原あゆ子監督)で、世界規模のショッピングサイトに勤める梨本孔を演じた岡田将生さんに、映画「ドライブ・マイ・カー」(2021年)に出演した際に出会った濱口竜介監督について語ってもらいます。
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「ドライブ・マイ・カー」で濱口竜介監督と出会ったことで、お芝居への意識的な部分がものすごく変わりました。
それまで、お芝居をするということは、自分の体を使って、その役に変化していくということと、自分でも十分理解していたつもりだったのですが、「ドライブ・マイ・カー」に出させてもらったことで、より一層、演じるに当たって、自分自身をもっと知らなくちゃいけないし、自分と本当に向き合わないとこの仕事はできない、お芝居というものに向き合えないと、改めて深く考えさせられました。
濱口監督の人との関わり方、作品との向き合い方、その言葉であったり、そういったものが、その後の自分にとって変わるきっかけになったな、と。
今、それが自分が形成されている部分になっていたりするので、濱口監督との出会いは本当に僕にとって大きなことでしたね。
<プロフィル>
1989年8月15日生まれ、東京都出身。2006年にデビューし、2007年、映画「天然コケッコー」、ドラマ「生徒諸君!」(テレビ朝日系)、「花ざかりの君たちへ~イケメン♂パラダイス~」(フジテレビ系)などに出演し人気に。その後も数多くの映画、ドラマ、舞台の話題作に出演。2021年、出演した濱口竜介監督の映画「ドライブ・マイ・カー」が米アカデミー賞国際長編映画賞を受賞。NHK連続テレビ小説(朝ドラ)は2019年の「なつぞら」に続いて、放送中の「虎に翼」に出演している。待機作には、10月期のテレビ朝日系ドラマ「ザ・トラベルナース」、映画「アングリースクワッド 公務員と7人の詐欺師」(11月22日公開予定)、「ゆきてかへらぬ」(2025年2月21日公開予定)などがある。
公開中の映画出演作「ラストマイル」は、塚原監督がメガホンをとり、野木亜紀子さんが脚本を担当、ドラマ「アンナチュラル」(2018年)と「MIU404」(2020年)の世界線と交差する“シェアード・ユニバース”のノンストップサスペンス。
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