ドラゴンボールDAIMA
第11話 デンセツ
12月23日(月)放送分
モデルで俳優の“めるる”こと生見愛瑠さんが、「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載中の堀越耕平さんのマンガが原作のアニメ「僕のヒーローアカデミア(ヒロアカ)」の劇場版最新作「僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ユアネクスト」(岡村天斎監督、公開中)にゲスト声優として出演する。生見さんが演じるのは、劇場版オリジナルキャラクターである資産家シェルビーノ家の令嬢、アンナ・シェルビーノ。収録では挑戦することも多く、「自分の殻が破れた!」と感じているという。収録の裏側を聞いた。
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生見さんと「ヒロアカ」の出会いは、コロナ禍の「おうち時間が増えた時期」だったという。
「お友達に薦められてアニメを見ました! 私、元々ジャンプ系の作品が好きで、『怪獣8号』とかバトルものをよく読んでいるんですけど、『ヒロアカ』は結構お話が進んでいたから、気にはなっていたけど手をつけられずにいたんです。でも、アニメを見始めたら止まらなくなっちゃって。一晩で一気見!みたいな感じで、どんどんハマっていって、大好きになりました」
「ヒロアカ」の魅力を「キャラがめっちゃ出てくるから推しがいっぱい作れる。いろいろな“個性”があって、一人一人の“個性”を覚えるのも楽しいし、たくさん伏線が張られていて、ちゃんと回収してくれるから『第1話からもう一回見よう!』となる」と語る。気になる推しキャラは?
「峰田(実)です。めっちゃ可愛い。めっちゃ一生懸命だし、ちゃんと重要なところで活躍してくれる。緊迫するシーンで峰田が出てくるとほっこりする。あと、ルミリオンも大好きです。ルミリオンとサー・ナイトアイのシーンでは、もう号泣しました。ルミリオンはずっと明るくて、勇気をもらえます」
劇場版最新作は、放送中のテレビアニメ第7期と同じ時系列で、デクたちヒーローと敵<ヴィラン>の最終決戦の直前、世界を揺るがす大きな事件が巻き起こる。事件の重要な人物として登場するのが、生見さんが演じるアンナ・シェルビーノ。出演が決まった時のことを「本当にうれしすぎて」と振り返る。
「もちろん、全部のお仕事がうれしいんですけど、自分が本当に好きなものに出られるってうれしすぎて、逆に『大丈夫かな?』って。いつもあまり緊張とかプレッシャーとか感じないんですけど、『この世界観に私が入っていいのかな』って、ドキドキして。本当に信じられなかったです。家族に報告したら『えっ、本当?』みたいな感じで、家族もすごくドキドキしていました(笑い)」
生見さんが声優に挑戦するのは、2021年に公開された劇場版アニメ「映画ヒーリングっど プリキュア ゆめのまちでキュン!っとGoGo!大変身!!」に続き2回目。不安も大きかったといい、収録に向けてさまざまな準備をしたという。
「ほぼ初めてですし、ドラマや映画とは台本の作りからして全然違うので、分からなさすぎて。『ヒルナンデス!』で共演している声優の木村昴さんに台本の読み方や現場の雰囲気を聞きました。今回は、音響監督が三間(雅文)さんだったので、どんな方なのかも聞いたりして、一から教えてもらいました」
かなり緊張して迎えた収録当日だったが、「三間さんが、台本には書いていないアンナの人となりを丁寧に話してくれて、収録でも『とりあえず自分の思う通りにやってみて。何回かリテークして、良いと思ったものを使うから』と緊張しない現場作りをしてくださった」と振り返る。
アンナは、特別な“個性”ゆえに苦しみ、叫びやうめき声をあげるようなシーンも多い難しい役どころだ。
「『自分ってこんな声が出るんだ』って本当にびっくりしました。収録では、全然カットがかからなくて、『もっともっと』と限界の上をいかせてくれるというか。大変でしたけど、すごく鍛えられました。ドラマなどで演技をする時は、リアル感を求めてやっていて、ナチュラルに、せりふを言っていないような感じでしゃべることを意識しているんですけど、『ヒロアカ』では『もっとオーバーに』と言われて、『うそ、こんなに!』と」
自分の限界を超え、得るものも大きかったという。
「想像力が膨らむというか。普段は言わないようなせりふがすごく多くて、『どういう気持ちでこれを言ったらいいんだろう?』とめっちゃ考えました。リアルじゃないからこそ、キャラクターについて考える想像力が必要で、声優さんの想像力はすごいんだろうなって。今回、声優をやらせていただいて楽しかったし、まだまだ自分に足りないものがありすぎて、もし、またお話いただけるのであれば、もっと挑戦したいと思いました。声優さんをやったことで自分の殻が破れたというか、恥ずかしさがなくなったんです。演じることは楽しいなって、改めて思えたので、もっといろいろな役柄に挑戦したいです」
インタビュー(2)に続く。
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