実写映画化もされた村田真優さんの人気マンガが原作のテレビアニメ「ハニーレモンソーダ」の第1弾キャストが発表され、市ノ瀬加那さんがメインキャラクターの石森羽花、矢野奨吾さんが三浦界をそれぞれ演じることが分かった。キービジュアルも公開され、羽花と界のほか、界の良き理解者・高嶺友哉、界の元カノ・菅野芹奈、羽花の初めての友達・遠藤あゆみ、界の友人でムードメーカー・瀬戸悟が描かれている。

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　羽花と界の出会いのシーンを収めた第1弾PVもYouTubeで公開された。界の金言（キラーワード）で背中を押された羽花が、自分の気持ちに向き合う様子を丁寧に描いた“切なくもときめく”内容となっている。

　羽花は、中学生の頃に「石」と呼ばれ、泣くことも笑うことも忘れていた引っ込み思案の女の子で、偶然出会った界を追いかけて八美津高校に入学する。市ノ瀬さんは「『ハニーレモンソーダ』というタイトル通り甘いだけじゃない炭酸のようにピリッとした刺激もある作品で原作を読む手が止まらなかったです。羽花ちゃんはけなげで芯の強い子です。自分を変えるためにひたむきに頑張る姿に心を動かされました。三浦くんと出会って羽花ちゃんはどのように変化していくのか、シュワっと弾けるような甘酸っぱさを楽しみにしていてください！」とコメントを寄せている。

　界は、レモン色の金髪で、両耳にピアスを着けた八美津高校でも目立つグループの中心的存在。無口で、基本は誰にでもそっけなく塩対応だが、なぜか羽花を気に掛ける。矢野さんは「オーディションに合格したと聞いた時、思わずマネジャーさんに抱きついてしまうほどうれしかったです。これまであまり演じてこなかった役柄に少し戸惑いもありましたが、原作を繰り返し拝読させていただき、改めて界を演じたいと、覚悟が決まりました。毎収録ドキドキしながら臨んでいますが、タイトルの通り、甘く爽やかに弾けるような青春模様をお届けできるように頑張ります！」と意気込みを語っている。

　「ハニーレモンソーダ」は、2015年12月から「りぼん」（集英社）で連載中のマンガ。自分を変えるため自由な校風の高校に進学した石森羽花が、クラスの人気者でレモン色の髪をした三浦界と出会い、成長していく姿を描く青春ラブストーリー。コミックスの累計発行部数は1300万部以上。2021年7月に実写映画が公開されたことも話題になった。

　アニメは「とある魔術の禁書目録」などの錦織博さんが監督を務める。「とある魔術の禁書目録」などのJ.C.STAFFが制作し、UNLIMITED PRODUCE by TMSが企画プロデュースを担当する。フジテレビの深夜アニメ枠「＋Ultra（プラスウルトラ）」で2025年1月から放送される。