ドラマ1週間:横浜流星が来年の大河「べらぼう」撮影地・京都で会見 元乃木坂46・山下美月が7月期ドラマに出演

2025年のNHK大河ドラマ「べらぼう ~蔦重栄華乃夢噺~」のロケ取材会に出席した横浜流星さん
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2025年のNHK大河ドラマ「べらぼう ~蔦重栄華乃夢噺~」のロケ取材会に出席した横浜流星さん

 1週間の主なドラマのニュースをまとめて紹介する「ドラマ1週間」。今回(6月15~21日)は、横浜流星さんが21日、松竹京都撮影所(京都市左京区)で行われた2025年の大河ドラマべらぼう ~蔦重栄華乃夢噺~」のロケ取材会に出席した話題、5月に「乃木坂46」を卒業した山下美月さんが、7月7日スタートの読売テレビ・日本テレビ系の連続ドラマ「降り積もれ孤独な死よ」に出演することが話題になった。前後編で取り上げる。

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 黒木メイサさんが、7月7日から放送される成田凌さん主演の連続ドラマ「降り積もれ孤独な死よ」(読売テレビ・日本テレビ系、日曜午後10時半)に出演することが6月19日、明らかになった。黒木さんが地上波ドラマに出演するのは7年ぶり。黒木さんは、山梨県警富士山北警察署刑事第1課の刑事、五味明日香を演じる。明日香は、成田さん演じる冴木仁の先輩刑事で、ぶっきらぼうな言動が目立つが、冴木のことをよく理解しているという頼りがいのあるキャラクターだ。

 歌手の小柳ルミ子さんが、7月13日スタートの福原遥さん主演、日本テレビ系「新・土ドラ10(テン)」枠(土曜午後10時)で放送のドラマ「マル秘の密子さん」に出演することが19日、明らかになった。小柳さんが演じるのは、物語の舞台となる大企業「九条開発」を率いる会長の九条五十鈴役。ドラマは、福原さん演じる、“トータルコーディネーター”本宮密子が、不運続きのシングルマザーの今井夏(松雪泰子さん)を、華麗なる一族・九条家の同族経営が続く大企業「九条開発」の女社長へと変身させようとするというストーリー。小柳さんが演じる五十鈴は、九条開発の取締役会長で圧倒的な権力を持ち、誰も逆らうことができないという役どころだ。

 マンガ家・手塚治虫の不朽の名作を、高橋一生さん主演で実写化するテレビ朝日のドラマプレミアム「ブラック・ジャック」(6月30日午後9時放送)のメインビジュアルが20日、公開された。ドラマのビジュアルコンセプトを手掛ける柘植伊佐夫さんのアイデアで、原作マンガの秋田文庫版第7巻の表紙を再現。高橋さん演じるブラック・ジャックが、あやしくも神々しい光を放つメスを手に、こちらを見据えている。ブラック・ジャックのたたずまいから、文字のフォントや配置など、細部まで徹底的にこだわり抜き、ドラマ版の世界観と原作へのリスペクトを詰め込んだという。

 木村拓哉さん主演の連続ドラマ「Believe-君にかける橋-」(木曜午後9時)の最終第9話が20日に放送された。平均視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区・以下同)は世帯13.2%、個人7.6%を記録。4月期の民放ドラマの視聴率では現時点でトップとなった。最終話は、前週第8話(6月13日放送)の世帯9.1%から4.1ポイントアップ。これまでの最高視聴率だった第1話(4月25日放送)の世帯11.7%を上回り、番組最高を更新した。最終話はX(旧ツイッター)で「#びりーぶ」がトレンド1位となるなど、盛り上がった。

 岡田准一さん主演で2002年1月期に放送された連続ドラマ「木更津キャッツアイ」(TBS系)が、「U-NEXT Paraviコーナー」で21日、配信が始まった。水川あさみさん主演、櫻井翔さん共演で、28日にスタートする連続ドラマ「笑うマトリョーシカ」(TBS系、金曜午後10時)の放送を記念して配信される。「木更津キャッツアイ」は、宮藤官九郎さんが脚本を手掛けた人気ドラマで、木更津を舞台に、岡田さん演じる“ぶっさん”、バンビ(櫻井さん)、うっちー(岡田義徳さん)、マスター(佐藤隆太さん)、アニ(塚本高史さん)の5人が、昼は野球にバンド、夜は謎の怪盗団「木更津キャッツアイ」を結成してドタバタ劇を巻き起こす。

 今年5月にアイドルグループ「乃木坂46」を卒業した山下美月さんが、7月7日スタートの読売テレビ・日本テレビ系の連続ドラマ「降り積もれ孤独な死よ」(日曜午後10時半)に出演することが21日、分かった。グループ在籍時からNHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」(2022~23年)をはじめ数々の映像作品に出演し、俳優として活躍してきた山下さんは、今作が乃木坂46卒業後初のドラマ出演となる。山下さんが演じるのは、「週刊文苑」の記者・森燈子役で、原作マンガには登場しない、ドラマオリジナルのキャラクター。一軒の屋敷から13人の子供の白骨死体が見つかった「灰川邸事件」から7年が過ぎた2024年に少女失踪事件が発生。燈子は事件の真相を追い求める。

 沢口靖子さん主演の人気ミステリードラマの最新作「科捜研の女 season24」(テレビ朝日系、水曜午後9時)に、新レギュラーメンバーとして加藤諒さんが加入することが21日、分かった。また、今シーズンを通して出演するシーズンゲストとして、鈴木福さんが出演することも明らかになった。7月3日スタートのseason24のテーマは「科学捜査をより分かりやすく」。年々高度化してきた科学捜査の内容を分かりやすく伝えられるよう制作する。「分かりやすく」を担うのが、加藤さん演じる会計係の加瀬淳平。科捜研の仕事に興味津々の加瀬は、マリコたちに「え! それって何でですか?」などと質問をぶつける「視聴者目線」のキャラクターとなる。シーズンゲストの鈴木さんは、交番勤務の新人警察官・新開颯太を演じる。

 横浜流星さんが21日、松竹京都撮影所(京都市左京区)で行われた2025年の大河ドラマ「べらぼう ~蔦重栄華乃夢噺~」のロケ取材会に出席。主人公・蔦屋重三郎を演じる横浜さんは、役どころについて「飛び抜けて明るい。度胸もあって責任感もあるんですけど、ダサさもあるので、すごく人間臭い男だなと思っています」と語った。そんな重三郎と自身は「内面は共感できるところがたくさんあるけど、表面の部分は正反対。あんなに顔の表情がコロコロ変わるタイプではない」と笑顔を見せた。“江戸のメディア王”とも呼ばれる重三郎を演じるにあたり、「お話をいただいたのがコロナ禍で、エンタメがちょっと落ちていたとき。僕は(役どころに)すごく心を打たれて、メディアをもっと豊かにしたいと思えた」と話した。

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