「週刊ヤングジャンプ」(集英社)で連載中のマンガが原作のテレビアニメ「【推しの子】」の第1期の第1話拡大版「【推しの子】Mother & Children」の復活上映の舞台あいさつが6月8日、丸の内ピカデリー(東京都千代田区)で開催され、アイ役の高橋李依さんら声優陣が登場した。第1話拡大版はテレビ放送に先駆けて、昨年3月17日に先行上映された。第1話は約90分というボリュームで放送されたことも大きな話題になった。テレビアニメ放送1周年を記念して復活することになった。
ウナギノボリ
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高橋さんは「第1話をずっと忘れないでほしい」と思いを明かし「きょうこういう風に“1話見たいな”と思っていただけたことがすごくうれしいです。“もうバトンは渡しちゃったから”と自分を納得させようとする気持ちもたくさんあるんですけど、やっぱりまだ、ずっといたいし、ずっとアイちゃんのことを好きでいたいし、ずっと好きでいてほしいし、ずっと忘れないでほしいって私は思っちゃうので。皆さんにもこの1話が響いたなら、忘れそうになったら、何度でも見てもらってよいから、本当に忘れないでもらえたらうれしいなって思います」と語った。
舞台あいさつにはルビー役の伊駒ゆりえさん、幼少期のアクア役の内山夕実さん、さりな役の高柳知葉さん、斉藤ミヤコ役のLynnさんも登壇。有馬かな役の潘めぐみさんは体調不良のため、欠席となり、高橋さんがメッセージを代読した。第1話を改めて見返した潘さんは、さりげない一カットの演出に鳥肌が立ったといい「2期を見終えて、その先の物語を知ったとき、1話を見返すとハッとするかもしれません」と注目ポイントを紹介した。
第1話のアフレコが話題になると、内山さんが演じる幼少期のアクアは第1話にしか登場しないことから、「1話で全てを出し切るぞ!」と臨んだことを明かした。
Lynnさんは自身の収録時に、伊駒さんとアクア役の大塚剛央さんが後ろで見守ってくれたというエピソードを紹介し、「愛にあふれた現場だった」と笑みをこぼした。ミヤコが「イケメンと再婚~♪」と上機嫌に歌うシーンについて、メロディーを自身で考えたことを明かし、共演者を驚かせた。
高柳さんはさりなを演じる上で、事前に(成長後の)ルビーの声を聞き、ゴロー役の伊東健人さんと丁寧にキャラクターを作っていきながら収録を進めたという。第1話のルビーとさりなの声が重なるシーンでは、伊駒さんと高柳さんが隣り合って収録できるように、高橋さんがマイクの位置を変更するなど、周りのサポートがあり、素晴らしいシーンになったことを振り返った。
「【推しの子】」は、「かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~」の赤坂アカさんが原作、「クズの本懐」などの横槍メンゴさんが作画を手がける人気マンガで、「週刊ヤングジャンプ」で2020年4月に連載をスタートした。突然の死を遂げた天才アイドル・アイがのこした双子の兄妹の物語が描かれる。双子の妹・ルビーは母に憧れ芸能界に入り、兄・アクアはアイ殺害の協力者であろう実の父親への復讐(ふくしゅう)を誓う。
テレビアニメ第1期が2023年4~6月に放送された。音楽ユニット「YOASOBI」が手掛けるテレビアニメのオープニングテーマ「アイドル」も大ヒットし、「第74回NHK紅白歌合戦」のパフォーマンスも話題になった。実写映像化も発表されており、2024年冬に「Prime Video」でドラマシリーズを世界独占配信し、映画を東映配給で劇場公開する。第2期が7月3日からTOKYO MX、BS11ほか35局で放送される。
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