モデルで俳優の森日菜美さんが、23歳の誕生日となる3月30日に初のフォトスタイルブック「Chicktack」(光文社)を発売する。ランジェリーショットや、K-POPアイドル風、民族衣装のチマチョゴリ姿の写真などを掲載し、ボディーケアなど“美の秘訣(ひけつ)”も紹介。さらに実家の畑や“日菜美パパ”まで登場した一冊だ。「自分のパーソナルな部分も全部出して、やりたかったこともかなえてもらって、この本こそが森日菜美になっています」とアピールする森さんに話を聞いた。
◇全てを詰め込んだフォトスタイルブック 久々にグラビアも
森さんは、フォトスタイルブック「Chicktack」について「この本なしでは私は語れないんじゃないかっていうくらい、全てを詰め込みました」と話す。
制作にあたっては自らアイデアを出し、世界観や写真を選ぶところまで携わった。その分、出来上がりに対して「自信はたっぷり」だとか。
「久々にグラビアにも挑戦して、最初はランジェリー姿の、一番の素というか、普段『こういう生活をしているよ』って感じから始まって。私史上初めてのお父さんとの対談だったり、韓国に行って現地でやりたいことかなえてもらったり、ページをめくるたびに違った世界観に出会えたと思ってもらえたらうれしいです」
森さんが生まれ育った実家の小松菜畑も登場し、父親との対談も実現。
「実家が農家って話をいろいろなところでしてきたのですが、まさか、自分がその野菜を食べて育ってきた畑で撮影できるとは思ってもみなかったですし、自分の家族を出すのも初めてで。お父さんと仕事ができた、自分が仕事をしているところを見せることができたのもうれしかったです」
森さんが胸に抱いたのは、親に対する感謝やもっと恩返しをしたいという気持ち。ちなみに“日菜美パパ”の性格は、森さんいわく「まんま私」だとか。
「私がお父さんに似たのですが、いつもニコニコしていて、明るくほがらかで、話していることが自分で分からなくなってしまうような人(笑い)。娘思いで、実家に帰るときは必ず送り迎えしてくれて、わがままを言っても、全部優しく受け止めてくれる。あと、とんでもなく声が大きい」
◇“もう一つの故郷”韓国を満喫 気分が高まったワケ
フォトブックスタイルの撮影で初めて韓国を訪れたのも、すてきな思い出だ。森さん自身、韓国にルーツを持ち、“もう一つの故郷”と紹介している。
「韓国は映画やドラマでしか見たことがなかった場所で、実際に行ってみると、また東京とは違ったキラキラしたところ。もちろん、場所ごとに表情は違っていたのですが、夜はネオンが光って、きらびやかな街なんだなって感じました。あとカフェがたくさんあって。おしゃれなんですけど、どこか懐かしさもあるのが、印象的でした」
髪を金髪にして最近ハマっているK-POPアイドルになりきったり、民族衣装のチマチョゴリを着たり、恰好から韓国も満喫した。
「それこそチマチョゴリ姿ではプリンセス気分というか。小さいころディズニーのキャラクターのシンデレラ、白雪姫になりきるのが好きだったので。それと似た気持ちになりました。普段、なかなか着られるものでもないので、気分が高まりました」
そのほか、スキンケアやメークアップ、ヘアケア、ボディーケアを明かし、表紙カットやランジェリーカットも「しなやかな感じの写真」になっていて、女性目線でも楽しめるのも本書の特徴といえる。
「今までの森日菜美って、明るく元気で、それこそ“元気印”みたいなイメージもあると思うのですが。今回のフォトスタイルブックは、23歳の誕生日に発売するってこともあって、違った一面、大人っぽいところも見せたいなって思いもあったので。この機会に、知らなかった森日菜美を知ってもらえたらうれしいです」