俳優の今田美桜さんが、映画・テレビドラマで活躍した俳優やプロデューサーを表彰する「2024年 エランドール賞」の「新人賞」に選出され、2月8日に東京都内で行われた授賞式に出席した。今田さんは「まさか自分がこのような名誉ある賞をいただけるなんて」と驚き、この1年を振り返って「愛ある皆様に支えていただきながら、いろんな作品に参加していたんだなと思いました。まだまだ未熟ではありますが、自分のできることと丁寧に向き合いながら作品に携わっていけたら」と感慨深げに語った。
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エランドール賞の新人賞は「出演した作品で新鮮かつ優秀な演技を示した者」「俳優として優れた素質と魅力の持ち主で将来性が大いに期待される者」といった選考基準で選出される。今田さんは昨年、映画「東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -運命-/-決戦-」「わたしの幸せな結婚」、連続ドラマ「トリリオンゲーム」「ラストマン-全盲の捜査官-」(共にTBS系)、「いちばんすきな花」(フジテレビ系)などに出演した。
この日は、今田さんの祝福のため「ラストマン」で共演した吉田羊さんが駆け付けた。吉田さんは「初めてご一緒したときに彼女の人となりに大変度肝を抜かれました」と明かし、今田さんの人柄について「ずっとにこやかで穏やかで、そして疲れを一切見せず、老若男女誰に対しても敬意を忘れない」「多方面で必要とされる理由は、この人間力とひたむきさ」とたたえた。そして、「マスコミの皆さん! 今田美桜ちゃんが歌う、中島みゆきの『悪女』は最高です」と明かし、取材陣を笑わせた。
授賞式後の会見で、今年挑戦したいことを問われた今田さんは「すでに決まっているお仕事に一生懸命丁寧に向き合っていきたい」とコメント。2025年度前期のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「あんぱん」のヒロインを務めることも発表されたばかりだが、記者から朝ドラについて聞かれると「頑張ります!」と意気込んだ。
エランドール賞は1956年に始まった顕彰制度。今年は「新人賞」に磯村勇斗さん、今田さん、眞栄田郷敦さん、小芝風花さん、目黒蓮さん、堀田真由さんを選出。「プロデューサー賞」を映画「怪物」の川村元気さんと山田兼司さん、連続ドラマ「VIVANT」の飯田和孝さん、「プロデューサー奨励賞」を映画「福田村事件」の小林三四郎さん、井上淳一さん、片嶋一貴さん、連続ドラマ「ドラマ10『大奥』」(NHK)の藤並英樹さん、舩田遼介さん、「特別賞」を劇場版アニメ「THE FIRST SLAM DUNK」Film Partners、連続ドラマ「ブラッシュアップライフ」(日本テレビ系)の制作チーム、劇場版アニメ「名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)製作委員会、映画「ゴジラ-1.0」プロデュースチームが受賞した。
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