薬屋のひとりごと
第13話 外廷勤務
12月27日(金)放送分
宮崎駿監督の名作アニメ「未来少年コナン」の舞台「舞台『未来少年コナン』」のキャストが発表され、俳優の加藤清史郎さんが主人公の少年・コナンを演じることが分かった。成河(そんは)さんがコナンの相棒となるジムシー、門脇麦さんがインダストリアの有能な行政局員・モンスリー、宮尾俊太郎さんが船長ダイス、今井朋彦さんが独裁者レプカを演じる。椎名桔平さんがコナンの育ての親・おじいと、ラナの祖父・ラオ博士を一人二役で演じることも発表された。
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コナン役の加藤さんは「まず、このすてきな出会いに感謝です。僕は『未来少年コナン』が本当に大好きになりました。すてきな方々によって手がけられたこの大好きな作品をこんなにもすてきな方々と一緒に舞台化させていただけること、心よりうれしく思うと同時に、とっっっても緊張しています(笑い)。ですが! 本当の太陽に育まれた少年コナン、本当の意味であのタンクトップと短パンが似合うように、そして、今の時代を生きる皆様にこそ見ていただきたい、そう胸を大きく張って言うことができる『未来少年コナン』を作り、お届けするために精いっぱい精進いたします。最後に、本っ当に楽しみです!」と意気込みを語っている。
舞台版は、イスラエル出身のインバル・ピントさんが演出・振付・美術、フランス国立民衆劇場の専属パフォーマーとして活動するダビッド・マンブッフさんが演出を手掛ける。東京芸術劇場 プレイハウス(東京都豊島区)で5月28日~6月16日に上演される。ツアー公演も予定している。
「未来少年コナン」は、アレグサンダー・ケイさんの「残された人びと」が原作で、1978年4~10月にNHK総合で放送された。最終戦争によって人類が絶滅の危機になった世界を舞台に、のこされ島に住む少年・コナンが、少女・ラナを助けるために冒険する姿が描かれた。2020年にデジタルリマスター版がNHK総合で放送されたことも話題になった。
またインバルの作品に参加させていただけることが何よりもうれしいです。座組も新旧入り混じり、新しい挑戦の始まりにワクワクしています。知り合いに「コナンやるんだよ」と言うとまず確実に名探偵かと思われるのですが、違います。未来少年です。インバルが宮崎駿ファンなのは聞いていましたが、まさかそこかとうなりました。まだまだけいこ前なので妄想ばかり膨らむ毎日ですが、インバルにしかできない、インバルらしい作品に仕上がるよう、そして原作ファンの方々にインバルのことが大好きになってもらえるよう、座組一丸となって、細部にまでこだわった創作に励みたいと思います。
こんなに早くインバルとまた仕事ができるなんて! 海太郎さん(音楽の阿部海太郎さん)とまたご一緒できるなんて! あのコナンと舞台上で会えるなんて! 幸せづくしで夢心地です。高い壁と向き合う日々が始まろうとしていますが、心強い仲間たちとともに楽しみながら乗り越えていこうと思います。
子供の頃に大好きだった「未来少年コナン」、そして今も大好きな宮崎駿さんの作品に関われることを大変うれしく思います。あの世界を演出のインバル・ピントさんをはじめ今回のチームで一体どんな形になっていくのか楽しみです。どんな時代も力強く生き抜く人間の性根を表現できたらと思います。
インバルとの創作は「100万回生きたねこ」以来、二度目になります。前回のけいこ場の印象は「雑然」でした。舞台でダンスの振り付けが始まったかと思うと、ピアノのそばでは歌の練習が始まり、別の一角では芝居のけいこが始まる……しかも同時並行で(笑い)。まるでクラフト工房のように、それぞれのパーツを、それぞれの職人があちこちで作っている。やがてそれらが劇場という空間で一つになる。そんな工程を共にした感覚があります。今回はどんなパーツを、どんなオーダーで作ることになるのか、今から楽しみです。
2018年の舞台「レインマン」でご一緒したプロデューサーから、大好きな演出家だと聞かされて観劇した舞台がことの始まりでした。村上春樹さんの原作を舞台化したその作品は、歌やダンスを積極的に取り入れた演出でファンタジーにあふれていました。その演出家のインバル・ピントさんの新作に参加が決まり、今からワクワク&ドキドキです。そして今回、宮崎駿さんの「未来少年コナン」を舞台化するという。名作なのはもちろん、今の時代だからこそ胸に突き刺さる「新たな物語」として、皆さんにお届けできたらと思っています。
「『未来少年コナン』を舞台に……」というお話を、ホリプロご担当者様よりいただいた時には、大変うれしく思い、「どのような舞台になるのだろう?」と胸が躍りました。その直後、社会は「コロナ禍」に覆われ、ライブエンターテインメントにとって厳しい時間が経過していきましたが、ホリプロスタッフの皆様による熱意が、インバル・ピントさんとダビッド・マンブッフさんがタッグを組むという、この上ないスタッフ・キャストによる舞台企画として、ここに実を結ぶ形になりました。開発初期に伺った「歳月を経ても色あせないエバーグリーンな舞台を目指したい」という言葉が今でも思い出されます。関係者の皆様には、心より感謝しております。早くも、仕事を忘れてひとりの観客として楽しみたいという思いでいっぱいです。
「未来少年コナン」舞台化 ありがとうございます。アニメーションに携わってくださった宮崎監督をはじめとしたスタッフの皆様、さらにホリプロご担当様をはじめ、舞台化に尽力くださった皆様に厚くお礼申し上げます。2025年の弊社創業50周年を前に、身が引き締まるような思いで、舞台化ニュースを伺いました。「未来少年コナン」には、この作品でなければお届けできない元気なメッセージが宿っていると思います。その元気がステージできっと花開くことだと信じています。
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