薬屋のひとりごと
第39話 氷菓
4月18日(金)放送分
「メアリと魔女の花」などで知られるスタジオポノックの劇場版アニメ「屋根裏のラジャー」(百瀬義行監督、12月15日公開)で、主人公の少年・ラジャーを演じている俳優の寺田心さん。劇場版アニメの声優に挑戦するのは今回が初で、少女の想像から生まれた“誰にも見えない”少年・ラジャーを「自分に落とし込む作業が難しかった」と振り返る。寺田さんに、オーディション時や収録時の思い出を語ってもらった。
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「屋根裏のラジャー」は、英作家のA・F・ハロルドさんの児童文学「The Imaginary」が原作。少女・アマンダの想像から生まれた「イマジナリ」と呼ばれる“誰にも見えない少年”ラジャーと仲間たちが、愛する人と家族を救うために冒険を繰り広げる。
寺田さんは「手描きだからこそ生まれる温かみがあって、見ていて温かな気持ちがこみ上げたり、忘れていた大事なものを思い出させてくれるような作品だと思います」と話す。
自らの意思でオーディションに挑み、ラジャー役を射止めた寺田さん。事前に渡された一枚の絵とせりふを目にし、ラジャーという少年に心ひかれたのも大きな理由だ。
「僕も昔、イマジナリのような存在(子供の頃に可愛がっていたぬいぐるみのコロちゃん)がいたので、ラジャーとアマンダの関係性が自分にもリンクしたというか。昔のことを思い出して、すごく共感もできました」
とはいえ、寺田さんにとっては初めての挑戦。まずは「形から入ること」を選んだ。
「ラジャーの服装を自分からまねてみたんです。自分のモチベーションを上げるという意味もあって。実際にその恰好でオーディションにも行きました」
そんな寺田さんの目には、ラジャーという少年はどんなふうに映ったのだろうか。
「すごく真っすぐで、信念がある。自分との共通点は信じる力。一度信じたら自分を疑わず進めるところだと思います。本当にラジャーって、何に対しても素直で、何に対してもあきらめないし、できないとは思わない。自分もラジャーのようにありたいと思えるキャラクターです」
役作りにおいては「ラジャーを自分に落とし込む作業が難しかった」と告白する。指針にしたのは、西村義明プロデューサーや百瀬監督からかけられた一つ一つの言葉だ。
「皆さん、本当に想像力が豊かで、僕にとっては教科書のような存在でした。いただいたヒントをもとに想像してお芝居したり、言われたことをノートに書き留めて、家に帰って復習したりもしました」
息の使い方から想像を働かせる部分まで、アニメーションの声優としての必要なことを教わりながらの収録。加えて、寺田さんが意識したことは「ラジャーが今、感じたことを素直にそのまま表現すること」だった。
「『こうした方がいいかな』とか、『もっとこうしてみようかな』ではなくて、ラジャーが何を見て、何を感じているのか。率直に素直にそのまま表すというのを心がけました。もちろん最初からうまくできたわけではないのですが、時間がたつにつれ、ラジャーが体になじんで、演じれば演じるほどラジャーの存在が自分の中で大きくなっていった感じです」
ラジャーをはじめとするイマジナリは人の想像から生み出されたキャラクターではあるが、寺田さんは「すごく人間味があって、“想像”という言葉一つで片付けることはできない」「人と同じで、それぞれの人生があり、困難や楽しみがある」と話す。
さらに「きっと皆さんにも、小さい頃にイマジナリような存在が、それぞれ形は違えど、そばにいたんじゃないのかなと思っています」とも語ってくれた寺田さん。「一人の人間の人生ととらえて演じさせていただきました」というラジャーの活躍を劇場で楽しんでもらえたらと思う。
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