海に眠るダイヤモンド
最終話後編(10話)記憶は眠る
12月22日(日)放送分
松本潤さん主演のNHK大河ドラマ「どうする家康」(総合、日曜午後8時ほか)に、スウェーデン出身の庭師で俳優の村雨辰剛さんがウィリアム・アダムス(三浦按針)役で出演することが明らかになった。村雨さんが大河ドラマに出演するのは初めてで、「熱望していた三浦安針役をいただけたことに心から感謝と、感激でいっぱいです! アダムスが残した徳川家康の外交顧問としての功績をしっかりと視聴者の方に伝えていけるように頑張ります!」と意気込んでいる。
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ウィリアム・アダムスは、関ケ原の戦いの半年前に日本に漂着した、英国生まれの航海士。朝鮮出兵後の対外関係に頭を痛める家康の相談相手となり、やがて江戸に招かれ、外交顧問として重用され、日本名の三浦按針も与えられた。
村雨さんは「三浦安針の存在は、もちろん以前から知っていました。日本に漂流して、日本人になって士分まであがったと言うことで、私は帰化人としてお手本にしている歴史人物です。大変尊敬しています。徳川家康題材の大河ドラマがあった際に、三浦安針の役があるならぜひ演じさせていただきたいとずっと思っていました」とコメント。
「僕が日本に来て、『日本人』として生きていく覚悟や思いを三浦按針と重ね合わせて見ると共通点がたくさんあると思いました。異国の地でその国の国籍を持って生きていくのは言葉では言い表せない大変さがあります。現代社会ではグローバル化によって自然に生きていけることも多いですが、江戸時代ではアダムスの苦悩も多かったのではと想像します。そんなアダムスが残した大きな功績を思うと感銘を受けます」と話している。
大河ドラマに持っていた印象について「私は歴史が好きで、大河ドラマもいくつか見ました。お気に入りの作品は『天地人』です。戦国時代で信念を貫いた上杉謙信の生き方と、強い精神が詰まったドラマであるからこそとても記憶に残っていると思います」とコメント。「毎年大河ドラマが作られている事自体が日本歴史の豊かさを物語っています。今回はその『文化』に携わることができて、大変光栄に思います」と語った。
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