伊藤沙莉:初共演の織田裕二「少年みたいな人」 後輩役に「すごくワクワクされていて可愛らしいな」

7月4日スタートの連続ドラマ「シッコウ!!~犬と私と執行官~」で主演する伊藤沙莉さん
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7月4日スタートの連続ドラマ「シッコウ!!~犬と私と執行官~」で主演する伊藤沙莉さん

 7月4日スタートの連続ドラマ「シッコウ!!~犬と私と執行官~」(テレビ朝日系、火曜午後9時)。裁判所に所属し金品などの財産を差し押さえる国家公務員「執行官」がテーマのお仕事コメディーで、とある事情から執行官の世界に飛び込んだ主人公・吉野ひかりを伊藤沙莉さんが演じる。ひかりとバディーとなる執行官・小原樹(いつき)を演じるのは織田裕二さんで、2人は今作が初共演。伊藤さんに今作の見どころや、織田さんとの撮影エピソードや印象を聞いた。

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 ◇初対面で「話しかけられる人だ!」

 執行官という知る人ぞ知る職業にスポットを当てる今作。伊藤さんも「失礼な話ですが、ドラマのお話をいただくまで執行官という職業は知りませんでした」と話す。

 「でも知れば知るほどなくてはならない職業だなと思いました。“司法最後の砦(とりで)”とも言われるそうですが、果たさなければいけない約束を果たす、すごく重要な役割をになっている。見合った報酬をもらえるわけではない中でとても大変なお仕事ですが、カッコいいなと思いました」

 主人公のひかり(伊藤さん)は、憧れのペット業界で働いているとき、執行官の小原(織田さん)に出会い人生が一変。小原の「執行補助者」となり、凸凹バディーでさまざまな事件に関わっていく。伊藤さんは「バディー自体そんなに経験はないのですが、年齢もそうですが、ここまで芸歴が上の方とずっと一緒に過ごすっていうのは初めてでした」という。

 織田さんとの共演も初めて。「最初はすごく緊張しました。母と叔母が織田さんのことが大好きなので、小さい頃から出演作を見ていて。スターというイメージだったので、だからこそ怖さはかなりありました」と共演前のイメージを語る。

 「でも初めてお会いしたときに『なんだか犬みたいだね』って話しかけてくれて(笑い)。そこで話しかけられる人だ! と思ったんです。もともと臆病者で、あまり自分から話すタイプではないのですが、織田さんにはなぜかたくさん話しかけることができました。驚くぐらい気さくな方でした」

 撮影現場では「スタッフさんにちょっとイラつかれるくらい織田さんとしゃべっていました」と笑う。「隠し事もしない方なので、プライベートのお話もさせていただきましたが、一番は織田さんがやってきた仕事の話を聞くことが多かったです。『あれってどういう現場だったんですか?』『本当にレインボーブリッジで撮影したんですか?』とかインタビュアーさんみたいにいっぱい聞いても、嫌な顔一つせず答えてくれるんです。とても楽しかったです!」とほほ笑んだ。

 ◇自分と似ていた大先輩の姿に「これからも頑張っていこう」

 今回、織田さんはエンドロールの最後に名前が出る「トメ」という立場。織田さんが主演以外でドラマに出演するのは、1993年の「素晴らしきかな人生」(フジテレビ系)以来、30年ぶり。また演じる小原も、執行官メンバーの中では“後輩”ポジションで、織田さんがこれまで演じてきたキャラとは一線を画す。

 「織田さんにとってはとても新鮮だったはずです」と伊藤さん。「ご本人は、後輩ポジションが楽しかったみたいで、勝村(政信)さんや(渡辺)いっけいさん、(菅原)大吉さんに『先輩辞めてください~!』っておどけていたり(笑い)。そんな役だったりを含めすごくワクワクされていて、少年みたいで、可愛らしいなと思います」

 大先輩との共演を通し、俳優として刺激も受けた。「織田さんはスタッフさんに積極的に提案されます。違和感があったら、そのままにせず、周りのキャストや監督に相談をする方でした。私も提案するのは苦手なのですが、そんな大先輩がいるって証明されただけでも、これからも頑張っていこうと思いました」と力を込めた。

 最後に「今作はリーガルドラマですが、すごく人間が丁寧に描かれているヒューマンドラマでもありますし、ライトに見てもらえる作風になっていると思います。また毎回癒やされるワンチャンたちが登場するので、目の保養にもなると思います!」とアピールした。

 連続ドラマ「シッコウ!!~犬と私と執行官~」は、7月4日午後9時~同10時に初回拡大スペシャルで放送される。

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