集英社の少女マンガ誌「マーガレット」「別冊マーガレット」が、今年創刊60周年を迎えることを記念し、特別企画を実施する。第2弾として、創刊60周年記念号となる「別冊マーガレット」7月号が6月13日に発売された。同号の表紙には、連載中の15作品に登場する人気キャラクターが集結。巻頭カラーでは「マーガレット＆別マ 60周年スペシャル企画大告知！」として、「マーガレット」と「別冊マーガレット」の合同マンガ賞の開催や、2誌のオリジナルボードゲーム、「別冊マーガレット」のこれまでの連載作品のLINEスタンプの発売などが発表された。

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　「別冊マーガレット」は、1963年4月に集英社初の週刊少女マンガ誌として創刊した「マーガレット」の季刊誌として同12月に創刊した。1965年に月刊化され、1966年には「少女まんがスクール」（現「別マまんがスクール」）を開始。当時、作家を育成する取り組みは画期的で、現在多くのマンガ誌が採用している投稿システムの基盤となった。人気作家を発掘し、多くのファンを獲得した同誌は、1972年には少女向け月刊誌初となる発行部数100万部を突破。1983年には約190万部を発行した。

　亜月裕さんの「伊賀野カバ丸」、くらもちふさこさんの「いつもポケットにショパン」、紡木たくさんの「ホットロード」、宮川匡代さんの「ONE―愛になりたい―」、いくえみ綾さんの「I LOVE HER」、多田かおるさんの「イタズラなKiss」、中原アヤさんの「ラブ★コン」、河原和音さんの「高校デビュー」、椎名軽穂さんの「君に届け」、咲坂伊緒さんの「アオハライド」など多くの人気作が掲載されてきた。

　創刊60周年記念号では、新鋭の田中ゆちあさんの新連載「オートフォーカスピンク」がスタートした。ウェブメディア「集英社オンライン」では、中原さん、椎名さんら作家陣のインタビューが掲載される。