声優の花江夏樹さんが、1年で最も活躍した声優に贈られる「第17回 声優アワード」のインフルエンサー賞に選ばれたことが3月11日、分かった。インフルエンサー賞は、対象期間中、SNSで最も印象に残った声優に贈られる賞。同日、文化放送（東京都港区）で行われた授賞式に登場した花江さんは「日本のアニメーションはこんなにすごいんだと、作品やキャラクターを通して世界に発信していけるように頑張っていきたいと思います」と語った。

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　花江さんは、「仕事、日常生活で感じた、楽しい、いとおしいことをSNSで発信し続けてきました。ゲームや（飼っている）猫のことが中心ですが、あとは妻の作る手料理、これがおいしいんです。娘も本当に可愛くて、そんなことばかりを発信してきましたが、その結果がこの賞につながったと思っております。かなり飽きっぽい性格ですが、こんなにSNSを続けられたのは、ファンの皆さんが応援してくれたから、自分が楽しいという思いを優先しようということをモットーでやってきたからじゃないかと思います」と話した。

　声優アワードは、2006年に創設された賞で、KADOKAWA、文化放送、小学館集英社プロダクションが共催。MVS（Most Valuable Seiyu、ファンが選ぶ最も活躍した声優）以外の15部門は実行委員会、選考委員会が選考した。第17回は、2021年10月1日～2022年9月30日に放送、配信、発表された作品に出演した声優が対象。今回から、多様性の尊重、ジェンダーフリーに鑑み、これまで男女別だった主演、助演、新人の3部門をそれぞれ統合し、主演男優賞と主演女優賞は主演声優賞、助演男優賞と助演女優賞は助演声優賞、新人男優賞と新人女優賞は新人声優賞に名称を変更した。

　新型コロナウイルス感染拡大の影響から2020年の第14回、2021年の第15回、2022年の第16回は配信番組で受賞者を発表したが、今回は約3年ぶりに授賞式が開催された。