アニメ「ポケットモンスター」シリーズのサトシ役の松本梨香さん、ピカチュウ役の大谷育江さんが、1年で最も活躍した声優に贈られる「第17回 声優アワード」のキッズ・ファミリー賞に選ばれ、3月11日に文化放送(東京都港区)で行われた授賞式に登場した。同賞は子供たちの視点で選ばれた声優に贈られる賞。「ポケットモンスター」シリーズは、サトシとピカチュウの物語の最終章を描くテレビアニメ「ポケットモンスター めざせポケモンマスター」が放送されていることも話題になっており、大谷さんは「26年間、同じ作品で一緒にできたメンバーで、2人でこの賞をいただけたことは、大きなご褒美をもらったようで、とても感無量です。このコンビの最高のクライマックスをありがとうございました」と思いを語った。
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松本さんは「子供たちが選んだ賞ということが何よりうれしかったです。毎年神社でお祈りをする時、子供たちを笑顔にすることがあれば、私を使ってくださいとお願いしています。それがかなったような賞でございました」とコメント。アニメ「ポケットモンスター」について「26年、毎週録(と)り続けてきました。この業界でスタッフ、ファンの皆さんに支えられてきょうを迎えられて、感謝の気持ちでいっぱいです。賞を汚さないよう、精進してもっと笑顔をつなげるよう頑張っていきたいと思います」と語り、「キッズ・ファミリー賞、ゲットだぜ!」と満面の笑みを見せた。
声優アワードは、2006年に創設された賞で、KADOKAWA、文化放送、小学館集英社プロダクションが共催。MVS(Most Valuable Seiyu、ファンが選ぶ最も活躍した声優)以外の15部門は実行委員会、選考委員会が選考した。第17回は、2021年10月1日~2022年9月30日に放送、配信、発表された作品に出演した声優が対象。今回から、多様性の尊重、ジェンダーフリーに鑑み、これまで男女別だった主演、助演、新人の3部門をそれぞれ統合し、主演男優賞と主演女優賞は主演声優賞、助演男優賞と助演女優賞は助演声優賞、新人男優賞と新人女優賞は新人声優賞に名称を変更した。
新型コロナウイルス感染拡大の影響から2020年の第14回、2021年の第15回、2022年の第16回は配信番組で受賞者を発表したが、今回は約3年ぶりに授賞式が開催された。
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