金の国 水の国:エンドロールは絵巻風 サーラ&ナランバヤルの未来の姿 多幸感込めた演出

「金の国 水の国」のビジュアル(C)岩本ナオ/小学館(C)2023「金の国 水の国」製作委員会
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「金の国 水の国」のビジュアル(C)岩本ナオ/小学館(C)2023「金の国 水の国」製作委員会

 岩本ナオさんの人気マンガが原作の劇場版アニメ「金の国 水の国」のエンドロールで流れる映像「エンドロール絵巻」のカットが公開された。原作では描かれていない物語の“その後”を絵巻風に表現した映像で、主人公・サーラ、ナランバヤルをはじめ、各キャラクターの未来が描かれている。公開されたカットでは、少し大人びた未来の姿のサーラ、ナランバヤルなどが描かれている。

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 同作を手掛けた渡邉こと乃監督は「原作を読んだ時にすごく多幸感を覚えて、しかもそれが持続する感触があったので、映画でもそれを体感してもらえるように考えました。物語に出てきた人たちの“その後”の姿を網羅できるようなものがあると、映画を見たお客さんも安心できるかなと思い、『みんなが幸せになるといいな』という願いを込めています。本作の持つ優しい気持ちや温かい気持ちを、そのまま持って帰ってもらえればという思いで、作らせていただきました」とコメント。

 「本編で『あの人はどうなったの!?』というキャラクターもちゃんとエンドロール絵巻に描いているので、安心してください! 意外なキャラクター同士が仲良くしていたり、うまいこと補完できるようなものが作れたかと思います。作れるチャンスをいただけてすごく良かったです!」と話している。

 「金の国 水の国」は、ガイドブック「このマンガがすごい!2017」(宝島社)のオンナ編で1位に選ばれた岩本さんのファンタジーマンガ。2014年に「月刊flowers」(小学館)に読み切りが掲載され、2016年にコミックスが発売された。敵対する二つの国で、金の国の姫・サーラと水の国の青年・ナランバヤルが偶然出会い、国の未来のために夫婦役を演じているうちに恋に落ちる……というストーリー。

 アニメは、「BTOOOM!」などの渡邉さんが監督を務め、「プリティーリズム・レインボーライブ」「HUGっと!プリキュア」などの坪田文さんが脚本を担当する。「サマーウォーズ」などのマッドハウスが制作する。

 本編上映終了後、ナランバヤル役の賀来賢人さん、サーラ役の浜辺美波さん、渡邉監督の限定トーク映像を上映する「スペシャルトーク映像付き特別上映」が、2月10日から全国の劇場でスタートした。「“隠れライララ”のネタばらし」では、アフレコの裏話、沢城みゆきさん演じる謎の多いキャラクター・ライララが意外なシーンに潜んでいることを渡邉監督が明かす。

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