電撃の新文芸(KADOKAWA)のライトノベル「Unnamed Memory」が、テレビアニメ化され、2023年に放送されることが分かった。宝島社がその年に人気のあったライトノベルを発表するムック「このライトノベルがすごい!2020」の単行本・ノベルズ部門、同部門新作で1位に選ばれた人気作で、アニメは三浦和也さんが監督を務め、ENGIが制作する。オスカー役の中島ヨシキさん、ティナーシャ役の種崎敦美さんが出演することも発表された。
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中島さんは「久しぶりに、ページをめくる手が止まらない作品に出会いました。気づけばあっという間に原作小説を読了しておりました。愚直なまでに真っすぐで高潔なオスカーのその心を任されること、身が引き締まる思いです。長く応援してくださるファンの方はもちろん、アニメ化に際して『Unnamed Memory』の世界に触れてくださる皆様に、至上のファンタジーをお届けできるよう、一役者として、一作品のファンとして努めさせていただきます。オスカーとティナーシャをめぐる記されることのない、無名の追憶。ぜひ期待してお待ちください」とコメント。
種崎さんは「オーディションでの掛け合いがとても楽しかったので、アフレコも今からとても楽しみです。キャスト・スタッフみんなで大切に作っていけたらと思います。どうぞよろしくお願いいたします」と話している。
原作者の古宮九時さんは「この度は、応援してくださった皆様のおかげで本作のアニメ化企画をスタートさせていただきました。本当にありがとうございます。初出から15年、変わらぬ物語をまた別の形で楽しんでいただければ幸いです」とコメントを寄せている。
同作は古宮さん作、chibiさんイラストのライトノベル。絶大な力を操る5人の魔女が、人々にとって畏怖(いふ)の象徴となっていた時代を舞台に、大国ファルサスの王太子・オスカーが、幼い頃に受けた“子孫を残せない呪い”を解呪するため、荒野の塔に住む“青き月の魔女”ティナーシャを訪れる……というストーリー。どんな望みもかなえるという“魔女の塔”の試練を乗り越えたオスカーが望んだのは、ティナーシャを妻として迎えることで、2人の出会いが“魔女の時代”に変革をもたらすことになる。
監督:三浦和也▽シリーズ構成:赤尾でこ▽キャラクターデザイン:能海知佳▽音楽:松田彬人▽アニメーション制作:ENGI
オスカー:中島ヨシキ▽ティナーシャ:種崎敦美
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