原菜乃華:舞台あいさつ中に感極まり涙 「本当に感謝しかない」 劇場版アニメ「すずめの戸締まり」ヒロイン役

劇場版アニメ「すずめの戸締まり」の舞台あいさつに登場した原菜乃華さん
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劇場版アニメ「すずめの戸締まり」の舞台あいさつに登場した原菜乃華さん

 女優の原菜乃華さんが10月25日、東京都内で行われた、新海誠監督の新作劇場版アニメ「すずめの戸締まり」(11月11日公開)の完成披露試写会後の舞台あいさつに登場。同作でヒロイン・岩戸鈴芽(いわと・すずめ)の声を演じる原さんは、冒頭のあいさつで「この作品は、映像だったり音楽だったり、すごくたくさんの方が寝る間も惜しんで、すごく熱意を持って完成させてくださった、本当にみなさんに見てもらいたい作品です」と作品への思いを吐露。続けて「今こうしてたくさんの方に見ていただけて、本当にうれしいですし……」と心境を明かすと、感極まって声を震わせ、「この場所に立てていることが、本当に……感謝しかないです」と涙ながらに喜びを語った。
 
 原さんは、一緒に登場した新海監督からすずめ役を演じた感想を聞かれると、「すずめちゃんの、人生を切り開いていく強さだったり、そういうところに私自身、アフレコ中はたくさん助けていただいて」と回顧。さらに「自分の中であこがれるような女の子を、自分が声をあてさせていただくのはプレッシャーでもあり、同時にすごく光栄でうれしくもあって……本当に夢のような時間でした」と当時の思いを明かした。

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 終盤のあいさつでは、原さんは「初めて完成したものを見たときに涙が止まらなくて、何の涙かも分からなくて。たくさんの方が命を削って、たくさんひたむきに製作してくださったものの積み重ねでこの作品が出来上がっていくことに対して、胸に来るものがあって……」と同作を見たときの感動を明かし、最後に「この作品が、みなさんにとって明日を生きる糧になるような作品になると心から信じています」と呼び掛けていた。
 
 「すずめの戸締まり」は、「君の名は。」(2016年)、「天気の子」(2019年)で知られる新海監督の新作。日本各地の廃虚を舞台に、災いのもととなる“扉”を閉める旅をする少女・すずめの解放と成長を描く。原さんがすずめを演じ、人気グループ「SixTONES(ストーンズ)」の松村北斗さんが“災い”をもたらす扉を閉めることを使命とする“閉じ師”の宗像草太役として出演する。

 この日の完成披露試写会には、約5000人の観客が参加。舞台あいさつには松村さん、染谷将太さん、伊藤沙莉さん、花瀬琴音さん、「RADWIMPS」の野田洋次郎さん、新海監督も出席した。

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