俳優の小栗旬さんが主演を務めるNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(総合、日曜午後8時ほか))第37回「オンベレブンビンバ」が9月25日に放送され、平均視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区・以下同)は、世帯12.6%を記録し、前週第36回の12.4%から0.2ポイントアップした。第37回の個人視聴率は7.6%だった。
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第37回では、政子(小池栄子さん)、大江広元(栗原英雄さん)らと新体制を始動させた義時(小栗さん)は、泰時(坂口健太郎さん)を自身のそばに置き、強い覚悟で父・北条時政(坂東彌十郎さん)と向き合う。一方、時政を蚊帳の外に置かれ憤慨するりく(宮沢りえさん)は、娘婿・平賀朝雅(山中崇さん)を担いで対抗することを画策。三浦義村(山本耕史さん)を誘い、反撃ののろしを上げる。
りくの「新鎌倉殿、擁立計画」は着々と進み、いよいよ決行当日。時政はりくに「夜までに一つやっておきたいことがある」と告げ、館を出る。義村の密告によりたくらみを知る義時と政子の前に、やたらと陽気な時政が酒と肴(さかな)を持って突然、現れると、実衣(宮澤エマさん)や時房(瀬戸康史さん)も呼ばれ、いぶかしがりながらも家族の酒宴が始まる。そこで、時政が妙な呪文を唱える。「オンベレブンビンバ」と――。
昔、大姫(南沙良さん)が教えてくれた、いいことがあるまじないだという時政。それが間違っていることは政子たちにも分かるが、16年も前のことなので正解もなかなか出てこない。離れて仏頂面で飲んでいた義時も加わり、全員で思い出そうと盛り上がり……。
副題の「オンベレブンビンバ」の“元ネタ”は、5月20日放送の第21回「仏の眼差(まなざ)し」で、いいなずけの源義高(市川染五郎さん)を失った後、自らを「葵」と名乗り、まじないや魔除けにハマっていた大姫が、祖父の時政を見て、りくが産んだ赤ちゃん(後の政範)に「命を吸い取られている」などと口走り、“元気になるおまじない”として教えた言葉。第37回でも、長澤まさみさんがナレーションで「正しくは、オンタラクソワカ、である」とていねいに説明された。
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