富野由悠季監督:「G-レコ」完結 80歳の夢は「世界一周旅行」

「Gのレコンギスタ」の第5部「死線を越えて」の公開記念舞台あいさつの様子(C)創通・サンライズ
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「Gのレコンギスタ」の第5部「死線を越えて」の公開記念舞台あいさつの様子(C)創通・サンライズ

 テレビアニメ「ガンダム Gのレコンギスタ(G-レコ)」の劇場版「Gのレコンギスタ」(富野由悠季総監督)の第5部「死線を越えて」の公開記念舞台あいさつが8月13日、新宿ピカデリー(東京都新宿区)で開催され、富野監督が登場した。「G-レコ」は、2014年にテレビアニメの放送がスタートしてから約8年がたち、劇場版が第5部で完結を迎えた。80歳の富野監督は今後、挑戦したいことを聞かれ「一番やりたいのは世界一周旅行です」と明かした。

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 富野監督は「自分の体の都合さえ可能ならば……。可能ではないんです。きちんと歩ける体ではありません。アマゾンの上流とギアナ高地に行かなくちゃいけないと思いながら、行けなかった。空気感が分からないまま『Gーレコ』を作った。そこが悔しい。ものを作りたい人間は、世界旅行をしなければいけない。世界旅行に行って、人生の上で損はしません」と語った。

 舞台あいさつには、ベルリ・ゼナム役の石井マークさん、アイーダ・スルガン役の嶋村侑さん、ノレド・ナグ役の寿美菜子さん、マスク役の佐藤拓也さんも登壇した。

 「G-レコ」は、「機動戦士ガンダム」誕生35周年記念作品の一つとしてテレビアニメ版が2014年10月~2015年3月に放送。地球のエネルギー源を宇宙からもたらすキャピタル・タワーを守るキャピタル・ガード候補生のベルリ・ゼナムの冒険を描いた。劇場版の完結編となる第5部が8月5日に公開された。

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