仮面ライダーリバイス:井本彩花&浅倉唯が語るさくらと花の関係性「姉妹のように見て」 アギレラ変身の心境も

「劇場版 仮面ライダーリバイス バトルファミリア」に出演する井本彩花さん(右)と浅倉唯さん
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「劇場版 仮面ライダーリバイス バトルファミリア」に出演する井本彩花さん(右)と浅倉唯さん

 特撮ドラマ「仮面ライダーリバイス」(テレビ朝日系、日曜午前9時)の映画「劇場版 仮面ライダーリバイス バトルファミリア」が7月22日に公開される。当初は敵対していた井本彩花さん演じる五十嵐さくら/仮面ライダージャンヌと、浅倉唯さん演じる夏木花/仮面ライダーアギレラ。今では同じ組織のウィークエンドに所属し、ともに仮面ライダーに変身して敵に立ち向かっていく姿が話題を呼んでいる。井本さんと浅倉さんの2人に、ヒロインとしての反響や“あるある”、さくらと花の関係性やお互い自身の存在、そして花の変身について聞いた。

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 「仮面ライダーリバイス」は、仮面ライダー生誕50周年記念作品。主人公・五十嵐一輝(前田拳太郎さん)が、内に宿る悪魔バイス(声・木村昴さん)と契約し、“一人で二人”の仮面ライダーに変身して戦う姿を描く。劇場版では、謎の組織によるハイジャック事件が発生し、五十嵐元太(戸次重幸さん)と幸実(映美くららさん)ら乗客が巻き込まれてしまう。一輝(前田さん)、大二(日向亘さん)、さくら(井本さん)の五十嵐三兄妹は、乗客が捕らわれた禁断の地「エリア666(トリプルシックス)」でスカイミッションに挑む。

 --放送スタートから現在まで、仮面ライダーのヒロインとして、どのような反響がありましたか。

 井本さん:アギレラ様は第1話で登場した時からインパクトがあり、ツイッターでも話題になっていてすごい反響だなと思いました。

 浅倉さん:(アギレラは)壁を破壊して登場したので、たしかにインパクトは強いなとは思います(笑い)。さくらちゃんは空手のイメージが強くて、私は空手のシーンがお気に入り。見ている皆さんもいいなと思っている方は多いのではと思います。

 --そんなさくらと花は最初は敵対していたものの、ストーリーが進むにつれ関係性やキャラクターに次第に変化が見られました。

 井本さん:最初の頃はよく戦っていた、バチバチしていたイメージですけど、私が仮面ライダーに変身して、弱くなったアギレラから「助けて」と言われたけど、「自分自身で考えなさい」とさくららしい言葉で返せた。今はウィークエンドとして一緒にやっていけているので、私自身、すごく心強い存在ができたなと思います。

 浅倉さん:アギレラにとってさくらちゃんは、自分にないものを持っている“希望の光”みたいな存在。最初はバチバチでしたが、まさか一緒にウィークエンドという組織に入り、大切な仲間として一緒に戦えるのがすごくうれしいです。

 ◇“疑似姉妹”さくらと花の関係性に憧れ 撮影の合間は“女子トーク”も

 --そんな戦いもあり、熱い友情もありというさくらとアギレラの関係性について、どう思われますか。

 井本さん:めっちゃいいなと思います。プロデューサーの望月(卓)さんがおっしゃっていたのは“疑似姉妹”。「姉妹じゃないけど、そういう関係に見えたらいいね」ということでしたので、皆さんからどう見られているかはわかりませんが、姉妹みたいな目で見ていただけたらなと思います。

 浅倉さん:さくらと花の関係はすごく好きです。お互いに鼓舞し合える存在だし、何でも言える存在。一緒にいることでいろいろ高め合える存在で、すてきな関係性だなと思います。

 --劇中では井本さんが浅倉さんを引っ張っているようにみえますが、2人の普段はどのような雰囲気ですか。

 浅倉さん:フラットに接していられるので、一緒にいて居心地が良くて安心しますね。差し入れのお菓子コーナーがあるのですが、(井本さんが)「唯さん、お菓子あります」って呼んでくれて、2人で一緒によく物色しています(笑い)。

 井本さん:うれしいですね。私はお姉さんみたいな感じで接しています。唯さんと一緒のシーンだと安心するし、楽屋が一緒でも同じ部屋だからずっとしゃべらなきゃというような気を使うことなく、お互いに素で自由な時間を過ごせています。同じ女性だから言えることもありますし、助け合える部分もあるので。一緒になるシーンが増えてうれしいです。

 ◇戦うヒロインあるあるは「転がって変身解除」 アギレラの変身は「信じられなかった」

 --2人が思う「仮面ライダーヒロインあるある」を教えてください。

 井本さん:私が思うヒロインあるあるは、主役のBG(背景)にいて見守っている存在ということ。「仮面ライダーリバイス」のヒロインは自ら戦いに行っているのでちょっと今までのライダーとは違う面白さがあるのでは。

 浅倉さん:「仮面ライダーリバイス」の(ヒロイン)2人は守られるのではなくて守る側なので、従来のヒロインとはまたちょっと違います。だからこそあるあるでいったら、転がって変身解除することが多いことかな(笑い)。

 --戦うヒロインといえば、浅倉さん演じる花も仮面ライダーアギレラに変身しました。変身することを聞いたときはどう思われましたか。

 浅倉さん:最初に聞いたときは信じられませんでしたが、変身できることは素直にうれしかったです。花としても罪を償うため、アギレラという名前を背負って誰かのために戦えることができて良かったなと思います。

 --変身ポーズのこだわりは何かありますか?

 浅倉さん:変身ポーズがしなやかな手の動きなのですけど、アギレラの衣装のヒラヒラ感にイメージされているなと思ったので、そこはお気に入りですね。

 --井本さんは浅倉さんが変身することを聞いて、変身ポーズを見ていかがでしたか?


 井本さん:アギレラも変身するのかとびっくりしましたし、同じウィークエンドに入って一緒に戦えることはうれしいです。アギレラの変身ポーズは無駄のない動きというか、しなやかでシンプルだからまねしやすい。誰もができる変身ポーズなので、ぜひウィークエンドライバーを使って変身をやっていただけたら。本編で2人同時変身をやってみたいというのはよく話しています。

 ◇本編32、33話は「一生思い出に」 アギレラの衣装は「実家に帰ってきた感じ」

 --共演シーンで一番思い出深いものを挙げるとしたら何でしょうか?

 浅倉さん:さくらちゃんと一緒にしあわせ湯のお風呂に入って楽しそうに話しているシーンはうれしかったですね。(アギレラ/花として)想像できなかった未来だけど、実現できたらいいなと思っていた未来でもあったので、それがかなってうれしいなと思いました。

 井本さん:遊園地のシーンは本当に楽しかったし、「さくら&アギレラ回」の32、33話は一生思い出に残り続けると思います。

 --浅倉さんは久々のアギレラの衣装となりますが、いかがですか?

 浅倉さん:やっぱりしっくりくるなというか実家に帰ってきた感じがします(笑い)。

 井本さん:ウィークエンドの花も好きですけど、やっぱり唯さんといえばアギレラ様。皆さんも思っているのでは。私もアギレラ様の衣装やメークが好きですね。

 --インパクトという意味では、井本さんの劇場版の衣装もなかなかだと思いますが。

 浅倉さん:カッコいいなと思いますけど、体を痛めつけないか心配です。

 井本さん:守られているようで守られていないという。腕も出ちゃっていますから、防御力は低いですね(笑い)。変身ポーズも大変でした。

 --最後に、劇場版でこだわったポイントを教えてください。

 井本さん:さくらと花、2人のシーンが映画の中でもちゃんとあります。しかもアギレラの姿から仮面ライダーアギレラになるのはなかなか見られないと思うので、楽しみにしていただけたら。唯さんのことを言っちゃった(笑い)。

 浅倉さん:2人がお互いに信頼し合っている関係性が、映画の中でも表れていると思うので注目していただけたらなと思います。(取材・文・撮影:遠藤政樹)

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