関智一:「緊張」の大河デビュー振り返る 「鎌倉殿の13人」土御門通親役「少しえたいのしれない悪ボス」意識

大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で土御門通親を演じる関智一さん (C)NHK
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大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で土御門通親を演じる関智一さん (C)NHK

 人気声優の関智一さんが、俳優の小栗旬さん主演のNHK大河ドラマ鎌倉殿の13人」(総合、日曜午後8時ほか)第24回「変わらぬ人」(6月19日放送)に登場し、大河デビューを飾った。

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 演じる土御門通親は九条兼実(田中直樹さん)の政敵。朝廷の実力者で、源頼朝(大泉洋さん)と接近する。同回では、兼実の前では「頼朝など放っておけばよい!」と言い放つ一方で、2度目の上洛(じょうらく)を果たした頼朝と接触し、意味ありげに笑い合うなど、存在感を発揮した。

 ドラマの公式ツイッターでは、関さんの音声コメントが公開。大河ドラマについて「一個の目標にしていた」といい、「出演できたのは、とっても幸運だったなと思ってはいまして。憧れていたからやっぱり緊張しますよね。でも、思ったより、みんなが優しくて(収録の)2回目くらいから雰囲気に慣れてきたかなという感じです」と大河デビューを振り返った。

 土御門通親役を演じるにあたっては「演出の方たちには『少しえたいのしれない悪ボスの雰囲気も少し醸してください』という感じで言われていたので、それも意識しつつ演じさせてもらいました」と明かし、笑顔については「あまり下品になりすぎると、ちょっと違うのかなと思ったので、彼の立場上。歯を見せたりはなるべくしないように、ニタッと笑うとか。そういうのはちょっと意識しました」と告白。

 ドラマの仕事については「(声優業と)あまり意識的に変えていることはない」と話しつつ、「作業としては大きく違うので、やっぱり不慣れで緊張しますよね、何回やっても。目の前に大勢のスタッフの人が見えるじゃないですか。ちょっとトチったりすると『ごめんなさい』という気持ちがすごくいっぱいになります(笑い)」と本音を漏らした。

 「鎌倉殿の13人」は61作目の大河ドラマ。脚本は、2004年の「新選組!」、2016年の「真田丸」に続き3度目の大河ドラマ執筆となる三谷幸喜さんで、後の鎌倉幕府の二代執権・北条義時(小栗さん)が主人公。野心とは無縁だった若者が、いかにして武家の頂点に上り詰めたのかを描く。

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