山谷花純:「鎌倉殿の13人」で初大河 “源頼家の側室”せつは「志を曲げず情熱的な愛を貫いた女性」

大河ドラマ「鎌倉殿の13人」でせつを演じる山谷花純さん (C)NHK
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大河ドラマ「鎌倉殿の13人」でせつを演じる山谷花純さん (C)NHK

 女優の山谷花純さんが、NHK大河ドラマ鎌倉殿の13人」(総合、日曜午後8時ほか)に出演することが6月9日、明らかになった。初の大河ドラマで、源頼家(金子大地さん)の側室のせつを演じる山谷さんは、「仕事を始めた小学校6年生から14年間追い求めてきた世界を目の当たりにすると普段、緊張しない自分でも足の震えが止まりませんでした」と明かしている。

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 山谷さんは役どころについて「せつは、比企家の長女として生まれ高い敷居に囲われた中でも自分の志を曲げず情熱的な愛を貫いた女性です」と印象を明かしつつ、「頼家の自由さや童心に嫉妬しつつも、それ以上に自分がなりたくてもなれない姿に憧れがあったから、偉大な父を持ち葛藤する彼を受け入れ、味方で在り続けると自分の心に誓ったのだと思います。不器用で純粋な部分がどこか頼家と似ているなと、見た方々に思っていただけたらうれしいです」と思いを口にした。

 頼家役の金子さんとは「共演歴が多く毎度高い壁にぶち当たる瞬間を共有する貴重な存在です」と話していて、「大河出演歴もある吉田鋼太郎さん演出の舞台で共演した際に(『鎌倉殿の13人』の主演の)小栗旬さんが稽古(けいこ)場へ足を運んでくださったときがあり、『小栗さんめちゃくちゃ格好いい!』っと陰で2人コソコソ話していた数年後の今、小栗さんが座長をつとめる組に自分たちが関われていて夢のようです」と語った。

 「鎌倉殿の13人」は61作目の大河ドラマ。脚本は、2004年の「新選組!」、2016年の「真田丸」に続き3度目の大河ドラマ執筆となる三谷幸喜さんで、後の鎌倉幕府の二代執権・北条義時(小栗旬さん)が主人公。野心とは無縁だった若者が、いかにして武家の頂点に上り詰めたのかを描く。

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