高田夏帆:6年半出演のブランチ卒業に至った理由 「インプットは十分させてもらったので、次はアウトプット」

今年春、「王様のブランチ」を卒業した高田夏帆さん
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今年春、「王様のブランチ」を卒業した高田夏帆さん

 黒島結菜さんが主演するNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「ちむどんどん」(総合、月~土曜午前8時ほか)でヒロイン・暢子(黒島さん)の親友の前田早苗を演じている女優の高田夏帆さん。高田さんといえば今年春、6年半にわたってリポーターとして出演してきた情報バラエティー番組「王様のブランチ」(TBS系、土曜午前9時半)を卒業したことでも話題となった。その決断に至った理由を高田さんに聞いた。

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 高田さんが「王様のブランチ」に加入したのは2015年のこと。高田さんにとっての女優としての代表作「仮面ライダービルド」(2017~18年)よりも前の話で、6年半にわたって番組リポーターとして活躍してきた。

 「『仮面ライダービルド』はテレビ放送1年にプラスして映画やイベントもあって、大体2年間くらい携わった気持ちですが、『王様のブランチ』は3倍以上の6年半やってるんですね」と感慨深げに話す。

 出演期間の長さについて「小学校丸々、それ以上じゃないですか」と改めて驚きの声を上げる高田さん。

 卒業の理由については、「19歳で入って、今25で、もうすぐ26になるのですが。(リポーターとして)いろいろな職種の方に話を聞くお仕事だったので、なんか私は“聞かれる側”に回らなくてはいけないと思ったんですよね」と説明する。

 番組出演を続けた6年半の間、「どこからか少し葛藤をしながら『ブランチ』を続けてきたっていう面もあった」といい、「ただそれはポジティブに捉えて、心の成長だと思っていたので、むしろ自然なことでした」とも告白。その上で「数年前からマネジャーさんに卒業のことを相談していたし、インプットは十分させてもらったので、次はアウトプットしたいって気持ちが積もりに積もった形。前向きなステップアップの卒業なんです」と結論づけた。

 また、女優業にもっと専念したいという思いもあったといい、「番組レギュラーというポジションに甘えちゃいけないなって。凛子さん(MBS・TBS深夜の『ドラマイズム』枠で放送された連続ドラマ『凛子さんはシてみたい』)で主役もやらせてもらいました。朝ドラ(『ちむどんどん』)も控えてますってなったとき、明確に卒業が見えて」と明かすと、「だから、卒業が決まったときは『寂しいな』よりかは、『よし、ここからが勝負だ』ってなりましたね」と力を込める。

 そんな高田さんは、5月25日にセカンドシングル「風の唄」をCDリリースする。「アーティスト活動を2年ぶりにやらせてもらっていて、いま本当に(仕事の)幅が広がっている状態なんです」と声を弾ませると、「だから、こっそりですけど、いつか『ブランチ』のエンディングテーマとして私の曲が流れるように頑張ろうって思っています」と秘めたる思いを語っていた。

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