矢部浩之:父の数千万円の借金を返済 芸人でなければ「矢部家解散していた」 MBS「ゼニガメ」で告白

特別番組「ゼニガメ」のMCを務める矢部浩之さん=MBS提供
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特別番組「ゼニガメ」のMCを務める矢部浩之さん=MBS提供

 お笑いコンビ「ナインティナイン」の矢部浩之さんが5月4日、MBSで11日午後8時に放送される特別番組「ゼニガメ」(関西ローカル)の収録に参加。関西のお金事情を探るバラエティー番組で、矢部さんは父親が作った借金数千万円を肩代わりし、返済したというエピソードを語った。

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 矢部さんの父親はみえを張るタイプだといい、矢部さん自身もバイクを買い与えられるなど、学生時代は何不自由なく過ごしていたが、「高校を出るとき、兄貴から『知っているか、ウチやばいで。親父がメチャメチャ借金している』と言われ、そこで知った」という。

 「ナインティナイン」デビュー後から、借金返済のために数十万円のお金を無心されることが増え、「ある日おかしいと思って、『借金の全額聞いてくれ』と兄貴に言って、初めて大金だと知った。スッキリしたいから入金して、全部返したと思っていたら、ある日、(父親から)『実はもうちょっとあるねん』」と言われたという。

 「俺もプチンと切れて、もう一切出さへんと言ったら、親父が逆ギレして『もう勘当じゃ!』」と父親ともめていたところ、母親から破産宣告すると聞かされた。母親は相談窓口まで行ったところ認められず、「相談窓口の方から直に電話がきて、『助けてあげてください』と。俺からしたら山ほど渡しているから、渋っていた」という。

 そんなある夜、東京にある矢部さん宅に両親がやって来て、父親は矢部さんに土下座され「ほんまに最後やいうて入金」したという。また、「当時住んでいたマンションの隣にホテルがあったから部屋取ってあげて、『チェックアウトして帰りや』といって親父の後ろ姿を見たら、結構軽やかに帰っていた」と苦笑いを浮かべていた。

 父親はギャンブルや女遊びもしないタイプだったといい、酒をおごっていたため、借金を作ったという。「おかんは被害者だと思っていたけど、おかんはおかんで、エステ行っててん(笑い)」と明かし、「これ(芸人)になっていなかったら、矢部家解散していました絶対」と語った。

 「ゼニガメ」は矢部さんと「メッセンジャー」の黒田有さんがMC、「NON STYLE」の石田明さんが進行、玉巻映美アナウンサーがアシスタントを担当する。スタジオゲストとして森泉さん、「笑い飯」の西田幸治さんが出演。決して裕福とはいえない幼少期を過ごした矢部さんと黒田さんが、もうかっているビジネスや、不思議なサービスを提供する店舗など、関西のお金事情を探るバラエティーとなる。

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