俳優の小栗旬さんが主演を務めるNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(総合、日曜午後8時ほか)の第18回(5月8日放送)で、平家が滅亡に至った「壇ノ浦の戦い」が描かれることが分かった。同回の副題は「壇ノ浦で舞った男」。制作統括の清水拓哉チーフプロデューサー(CP)は「物語の一つのクライマックス。たっぷり楽しんでいただきたく、この回は『紀行』の時間も本編に組み込みます」と明かした。
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番組の最後に流れるおなじみのコーナー「大河紀行」だが、同回は“特別バーション”として、第17回(5月1日放送)放送後から第18回までの間に、第18回をより楽しんでもらうための“予習”として放送されるという。放送枠は未定。
「壇ノ浦の戦い」は、昨年に伊豆周辺で撮影したことも明かした。大海戦を描くため、VFX(視覚効果技術)を使用し、その作業は「放送ギリギリ」まで続くという。「VFXスタッフが少しでもいいものにしたいと熱意を込めてやっていますので、作業は放送のギリギリまで続きます。例年の大河と比べても相当な規模のVFXのシークエンスになると思います」とアピールした。
源義経(菅田将暉さん)の“伝説”の「八艘(はっそう)飛び」も予告。「(ドラマには)歴史学の最新の知見を反映させていますが、日本人が長く愛してきた源義経を語る上で、(八艘飛びは)欠かせない重要なピース。ぜひ期待していただきたいですし、一方で、ただの源義経の活躍物語ではない描き方にもなっていると思いますので、注目していただければと思います」と話していた。
「鎌倉殿の13人」は61作目の大河ドラマ。脚本は、2004年の「新選組!」、2016年の「真田丸」に続き3度目の大河ドラマ執筆となる三谷幸喜さんで、後の鎌倉幕府の二代執権・北条義時(小栗さん)が主人公。野心とは無縁だった若者が、いかにして武家の頂点に上り詰めたのかを描く、予測不能のエンターテインメント作だ。
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