注目ドラマ紹介:「未来への10カウント」 木村拓哉の2年ぶり主演連ドラ 廃部寸前高校ボクシング部描く

連続ドラマ「未来への10カウント」第1話の一場面=テレビ朝日提供
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連続ドラマ「未来への10カウント」第1話の一場面=テレビ朝日提供

 木村拓哉さん主演の連続ドラマ「未来への10カウント」(テレビ朝日系、木曜午後9時)が4月14日に始まる。木村さんは2020年6~7月に同枠で放送された「BG~身辺警護人~」第2弾以来、約2年ぶりの連ドラ主演。高校ボクシング部のコーチ役で学園スポーツドラマに初挑戦する。第1話は15分拡大スペシャルで、14日午後9時~同10時9分に放送。

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 高校時代にボクシングで4冠達成という輝かしい成績を収めながら、いまは生きる希望を失った桐沢祥吾(木村さん)が、廃部寸前の松場台高校ボクシング部のコーチを引き受け、熱い気持ちを取り戻す姿を描く。脚本は、木村さん主演の「HERO」シリーズ(2001~15年)や「CHANGE」(2008年、共にフジテレビ系)の福田靖さんが担当する。

 ヒロイン役は満島ひかりさんで、国語(古文)教諭でボクシング部顧問の折原葵を演じる。また、安田顕さんが桐沢の高校時代からの親友でボクシングジムを経営する甲斐誠一郎、人気グループ「King & Prince」の高橋海人さんがボクシング部の部長・伊庭海斗、山田杏奈さんがボクシング部唯一の女子部員・水野あかり、村上虹郎さんがボクシング部の1年・西条桃介(ももすけ)をそれぞれ演じる。

 第1話は……高校時代にボクシングで4冠達成という輝かしい功績を打ち立てながらも、その後は度重なる不運に見舞われ、今では完全に生きる希望を失ってしまった桐沢は、ピザの配達アルバイトで食いつなぐ一方、「いつ死んでもいい」と口にする日々を送っていた。

 高校時代に桐沢と共にボクシング部で汗を流した親友の甲斐は、そんな彼をなんとか元気づけようと、母校・松葉台高校ボクシング部の前監督・芦屋賢三(柄本明さん)に相談して、桐沢を芦屋の後任に抜擢する。桐沢本人は至って後ろ向きだが、恩師である芦屋から土下座までされて、むげに断ることもできず、監督ではなく“臨時コーチ”として母校に舞い戻る。

 松葉台高校は今や、昔と違って東大合格者も出す進学校だった。芦屋が監督を退いてからというもの、ボクシング部も弱体化しており、校長の大場麻琴(内田有紀さん)は、部活の継続承認に必要な部員数を満たしていないことを大義名分に、近々ボクシング部を潰そうと画策していた。そんな中、突然顧問に任命された葵も、ボクシングに対する思い入れや知識がまるでなく……。

 熱意がまったく感じられない新コーチ・桐沢と、新顧問・葵を目の前に、さまざまな思いに駆られるボクシング部の面々。その矢先、桐沢がかつて4冠を達成した人物だと知った部長の伊庭は、いきなり公開スパーリングを申し込む。

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