目黒祐樹:「カムカムエヴリバディ」晩年の勇役でサプライズ登場 すぐ感動の涙を流す勇が大好き「そんな大人でいたい」

NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」で勇を演じる目黒祐樹さん (C)NHK
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NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」で勇を演じる目黒祐樹さん (C)NHK

 女優の上白石萌音さん、深津絵里さん、川栄李奈さんが主演するNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「カムカムエヴリバディ」(総合、月~土曜午前8時ほか)の第95回が3月16日に放送され、ひなた(川栄さん)の大叔父の雉真(きじま)勇役として、目黒祐樹さんがサプライズ出演した。

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 勇は、岡山の安子編から登場している重要人物で、初代ヒロイン・安子(上白石さん)の義弟。青年期は村上虹郎さんが演じていた。劇中では、るい(深津さん)が実家の雉真家を飛び出してから30年近い年月が経過しており、久しぶりの登場となった。

 朝ドラ出演に、目黒さんは「前々から『カムカムエヴリバディ』を拝見していたので、お話をいただいた時はもちろんとてもうれしかったです」といい、「まさか野球好きの勇の晩年を演じさせていただくことになるとは全く思わずに見ていたので、驚きや不思議な感じ、それから喜び、いろんな感情が混ざりました。なかなか一言では説明できない気持ちになりました」と語っている。

 役柄について、「勇ってとても純粋でシャイで、涙もろい一面もあり、晩年特に涙もろくなっています(笑い)。でも、自分の気持ちをうまく相手に伝えたいけれども伝えられない、そんな部分もある人物で、僕も、後になって『ああ言っときゃよかった。なんで言えなかったんだろう』と後悔することが結構あるので、そういった意味で、勇とは重なることも多く、同じ仲間かなと思います」と共感する。

 「勇は、年を取っても元気で野球が好きです。藤本(有紀)さんがどのシーンも本当に勇らしく書いてくださっていますので、そんなに頻繁に登場してくるわけではないのに印象的な人物になっていると思います。勇は、相手に感情移入しやすいタイプだから、ちょっと感動するとすぐ感動の涙を流すんです。感情表現が非常に分かりやすくて、その単純さも含めて僕は勇というキャラクターが大好きです。モロに自分の感情を素直に表に出せる、そんな大人でずっといたいなと思います」と印象を語る。

 さらに視聴者に向けて「若い頃の勇の印象が非常に強烈に残っていらっしゃると思うので、それをできるだけ裏切らないように、できれば勇っぽく上手に年を重ねていられたらいいなと思います。ちょっと甘めの点数で、年を取ってからの勇の登場を見ていただいて評価いただければうれしいです」と呼びかけている。

 「カムカムエヴリバディ」は、朝ドラ史上初の3人のヒロインが織りなす100年のファミリーストーリーで、昭和、平成、令和の時代に、ラジオ英語講座と共に歩んだ祖母、母、娘の3世代親子を描く。上白石さんは祖母の安子役、深津さんは母のるい役、川栄さんは娘のひなた役として、バトンをつなぐ。

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