松本潤さんが、2022年1月スタートの連続ドラマ「となりのチカラ」(テレビ朝日系、木曜午後9時)に主演することが9月20日、分かった。松本さんが同局のドラマに主演するのは初めてで、「家政婦のミタ」(日本テレビ系、2011年)などで知られる遊川和彦さんが脚本と演出を担当。松本さんは、妻と2人の子を持つ主人公・中越チカラを演じる。
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「となりのチカラ」は、遊川さんオリジナルの社会派ホームコメディー。思いやりと人間愛にあふれていながらも、何をしても中途半端な主人公が、問題を抱えたマンションの住人たちの悩みを解決していく姿を描く。
松本さん演じる中越チカラは、自称小説家だが、実は著名人のゴーストライター。いつもにこにこしていて、特技は人の話をいつまでも聞けること。困っている人は放っておけないものの、いざ手を差し伸べようとすると、あれこれ余計なことを考えてしまうという役どころだ。
松本さんは、「失敗しないドクターの次に、失敗だらけの中途半端な男を演じることになりました(笑い)。しかも脚本、監督は気鋭の遊川和彦さん。今まで見たことのないドラマになると思います。僕自身、どんな作品になるのかまだ想像できていません。遊川さんに怒られないようにしながら(笑い)、ガッチリ組み合って作っていきたいと思います」とコメント。
「現代社会のさまざまな問題に、中腰の中途半端な男がオロオロと立ち向かい、ほんの少しでも世界が良くなることを願うドラマです。大変な状況が続く日々ですが、見てくださった方の心が軽くなり、少しだけ勇気を持てる、そんな作品にしたいと思いますので、楽しみにしていてください」とアピールしている。
遊川さんは、「格好いい俳優が、格好いい役をやることに猛烈な拒否反応があるへそ曲がりな僕に、『松本潤さんで連ドラを』というオファーがテレ朝から来たことは、ファンの方にはものすごくアンラッキーなことだったかもしれません。実際、僕は『今まで見たことのない情けない男をやらせたい』と即答したから」と告白。
「でも企画書を読んで、『面白いですね』と出演を快諾してくれた松潤の笑顔を見た瞬間、何だかものすごく心地よいというか、ほんわかと幸せな気持ちになりました。『こ、これは、主人公チカラそのものじゃないか』と内心興奮したのを覚えています。彼なら、決断力がなくてすぐ中腰になるけど、限りない優しさを持つ主人公を、リアルな人間として見事に演じてくれると確信し、ワクワクが止まりません」と話している。
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